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科学技術芸術と社会Social Implement of STEAM

過去という「意味」を踏まえなければ、未来は訪れない

ロシア連邦がウクライナに軍事侵攻した年として記憶されるであろう2022年は、ソヴィエト社会主義共和国連邦が誕生して100年という節目の年でもあった。ソヴィエト連邦ができた1920年代は第一次世界大戦後のモダニズムの時代で […]

2025.12.16

「読むこと」と「書くこと」が分断したメディア環境の教育像

一通りではない「読む」という行為 メディアと接することは時間を使う。我々がメディアに接する時間は、睡眠や仕事の時間を差し引けば、平日は最大7時間ほどだろう。多めに見積もると1日の3分の1にあたる。 しかしメディアから発せ […]

2025.12.15

多様な翻訳が可能な科学は、創造的活動のソースとなる

人は自分の習慣や規範的思考を変えるのに、明示的なトリガーを必要とする 画期的なものや人、出来事に出会ったとき、人はそれを境にそれまでの考え方やふるまいを変えることがある。よく著名人のインタビューなどで「あなたを変えたひと […]

2025.12.09

12歳でスマホ所有、うつや睡眠不足のリスク増 米1万人調査

スマートフォンを初めて手にする年齢が、その後の子どもの心身の健康に影響を及ぼす可能性が、新たな大規模調査で明らかになった。米国小児科学会誌『Pediatrics』に掲載されたこの研究によれば、特に12歳までにスマホを所有 […]

2025.12.08

ローカルLLMのためのプライベートWeb検索エンジンを作った

ChatGPT に代表される生成AIを「なんとかローカルで動かしたい」という欲望は、エンジニアなら一度は抱くものだと思う。「クラウドに一切つながずに、自分のPCだけで完結するAIアシスタント」。響きだけなら最高だ。 しか […]

2025.12.05

彼女たちはなぜ大工になったのか。女性職人とのダイアローグ

あれ、女性大工が増えている? 国土交通省住宅局が実施している事業に「大工技能者等の担い手確保・育成事業」というものがある。関連HPには、この事業の目的が次のように書かれている。 「本事業は、大工技能者の減少・高齢化が進行 […]

2025.12.05

精神医療では太刀打ちできない8050問題に農が効く

人間に近づけたければ、人工知能に死を 前回、「人工知能の時代にあって、そもそも知能とは何かという問いが重要になる。最近の学説によれば、知能とは、単なる情報処理・演算装置ではなく、知能と身体性は切っても切り離せない」と書い […]

2025.12.04

6G向けセンチメートル波、ソフトバンクとノキアが銀座で有効性を確認

AIの活用などにより世界のネットワークトラフィックの増加が今後も見込まれる中で、6G向けの新しい周波数帯の利用が求められるようになっている。実際、6Gを見据えた次世代のIMT-2030では、5Gで定義されたSub6(FR […]

2025.12.02

脳の「青春」は32歳まで続く? 3,800人の脳画像が明かした「人生の5つの節目」

私たちの脳は、生まれたときから老年期まで、一貫してゆっくりと変化するのではなく、「5つの異なる時代(エポック)」を通じて大きく作り変えられているーーそんな研究結果をケンブリッジ大学などの国際研究チームが科学誌『Natur […]

2025.12.01

本当に変革的な人工物が生まれるとき、理解を超えるそれをデザインが媒介する

人間が機械の奴隷になることへの反抗 デザインは常に人間の役に立つものとしてその姿を現すが、その本当の狙いは人間をリ・デザインすることである。 ビアトリス・コロミーナ、マーク・ウィグリー『我々は人間なのか?』 これまでいく […]

2025.11.28

AIで変わるクリエイティブワークフロー/脚本からイメージボード作成まで自動化

実を言うと筆者は二年前から映画を制作している。実は映画制作に関わるのはこれが初めてではないのだが、今回は本当に真面目に制作している。 とはいえ、上映予定はない。上映予定はないのだが、「自分が監督をやって、映画を作る」こと […]

2025.11.27

天秤の神通力は誰にも通じるか

絵画に見られる天秤 西欧の絵画には天秤がよく描かれる。例えば、アルブレヒト・デューラーの版画「ヨハネの黙示録の四騎士」(1497-98)を見ると、第三の封印が解かれ現れた馬上の騎士は、右手に天秤を持っている。「食料を制限 […]

2025.11.26