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創造的発見の動機づけとなる「メタファー」

メタファーはベクトルとして捉える必要がある。宮澤賢治の翻訳者でもあるユダヤ人作家ロジャー・パルバースは、かつて賢治の詩文の独自性は豊穣なメタファーにあると言い、メタファーとは「我々を遠く彼方へ運ぶ表現」とした。やはりベクトルなのである。

2025.04.01

予防できない認知症。自分を疎外するのは、老いや死を受け入れない態度である

古い考えを捨てる時期だということを、(私は認知症の専門家なので)認知症を例に話そう。認知症が老いを代表する状態であることに異論はあるまい。社会の関心もとても高い。しかし専門家の立場から見ると、多くのひとが誤解しているように思われる。

2025.03.27

朽ちる現代アート

モノを基盤とした表現は、必ず経年劣化の影響を受ける。しかし、こうした変化を単に劣化ととらえるのか、それとも作品が経由する必然的な過程として肯定的に評価するかは、論じる者の思想的、哲学的な立場と直結している。そして新興テクノロジーを多用する現代アートのかなりの部分は、こうした側面についてかなり無防御だという印象が否めないのである。

2025.03.24

知ることは、領ることである

世俗の雑事や巷間の騒擾から、ふと一時的に逃れたとき、あるいは夜が白む頃合いの瞑想のひととき、心おきなく友と書物を語らうとき、須臾の間の仕合わせを感じるとき。それを王者と呼ぶまでもなく、ひそやかに得心すること。これが私にとっての、知ることの意味である。

2025.03.21

リスクのある科学実験を社会の中で行うべきか

学習のかなりの部分は模倣から成り立っているというのも事実である。しかし、多くの分野では我々は未知の領域に突入しており、自らやってみなければ解決しない分野も増えつつある。実験をベースにした学習を推進するには、それを可能にする空間がどのように可能になるのか、横断的に研究するという視座が必要になってくるのである。

2025.03.19

機械のアニミズム

宮崎の倫理は、機械の製作に対しても当てはまる。人間は機械を自分の役に立てるという利己的な欲望によって生産する。それにもかかわらず、人間は機械に美しさや愛着を感じ、大事にしようとする。

2025.03.18

「感覚」はすべての学問の土台でなければならない

もし過去の豊かな五感経験が失われつつあるのだとしたら、逆に現代社会だからこそ生まれた新しい感覚というものもあるかもしれない。五感を通して見えてくるもの
、社会の変化やその中で紡ぎ出される人々の関係や生き方は、より一層複雑化する世界の中で、社会のあり方を考えるヒントを与えてくれるのではないだろうか。

2025.03.13

分析のいきつくところ

分析とは「事物を部分に分かつこと」であり、不可視を可視化する一つの方法である、と同時に、優れた実験的方法の一つである。

2025.03.11

正しくあれない自分に耐え、周囲に揺れ動かされながら不恰好に生きるということ

こんな状況でも、人は生きようとする。パンを焼き、物語を創る。ここに、新しいものを作り出そうとする。このように「生きねば」ならない人間を、殺してはならない。

2025.03.04

表面的な歴史観を修正する、テクノロジーの補修論的転回

特に国際的なSTSや技術史の文脈では、補修やメンテナンスの作業についての詳細な研究が増え始めていて、従来の先端技術偏重の研究動向とは一線を画しつつあるのである。

2025.02.28

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