正体不明な必需品としての「常識」 (3)常識と非常識はどう峻別されるべきか 2020.12.25 「非常識」とは一体何を指すのだろうか。それがはっきりと明文化されていそうなのが「法律」である。法治国家に住む私たちは、自分の行動の基準を独裁者に決めてもらうのでもなく、企業に委託するのでもなく、法律に委ねることにしている。
正体不明な必需品としての「常識」 (2)多数決で成立する常識は危うい 2020.12.24 「常識」というものは、どのようにして生まれるのだろうか。そもそも、私たちが何かを常識として受け入れる時に辿る道筋は、それほど多くはない。考えられるのは、主として二つのアプローチである。
正体不明な必需品としての「常識」 (1)改めて問う「現実」「常識」とは一体何なのか? 2020.12.12 私たちは、一度現実として受け入れたことを疑いたくない。特にそれがずっと信じられてきたことや、大勢の人々が同じように信じるものなら、なおさら疑いを立てるのに勇気が必要だ。地球は平らであり、太陽や星々は地球の周りを回転している地球平面説は、多くの人に否定された「空想」である。