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ブラックベリー端末、電磁波輻射でワースト1に - 米NPO調査

2010.03.01

Updated by WirelessWire News編集部 on March 1, 2010, 00:00 am JST

基地局や携帯電話機の発する電磁波の健康への影響を不安視する声は根強いが、
先ごろEWG(Environmental Working Group)という米国のNPOが行った、携帯端末の人体への影響を調べた調査で、"BlackBerry Bold"という機種がワースト1位となった。

FCC(連邦通信委員会)のガイドラインでは上限が1.6Wpkg(ワット/キログラム)なのに対し、Blackberry 8820は最大で1.58W/kg。2位はPalm Pixiで1.56W/kg、3位はBlackberry Bold 9700で1.55W/kgと続く。逆に最も「安全」なのはNokia 7710で0.54W/kgで、BlackBerry全般が「危険」な訳ではなく、2位と3位はBlackberry Storm 9500と 9530で、ともに0.57W/kgとなっている。なおiPhoneは1.19W/kgで比較的低いとのこと。

EWGのサイトには、携帯電話機やスマートフォンなどの最大の輻射量だけでなく、耳に当てた場合と身体に当てた場合のSAR(Specific Absorption Rate:比吸収率)値も併せて発表されている。

xchangemag.comの当該記事には、「キッチンでスマートフォンを見ながら料理するか、それともスマートフォンで長電話して脳を調理するか」("Worried about cooking your brain through heavy cell phone use? Or, interested in cooking your breakfast with your smartphone? ")などと書かれている。

携帯端末の電磁波の人体への影響については、使用する周波数帯が電子レンジの2.45GHzに近いこともあり、長時間耳につけていると頭を電子レンジに突っ込んでいるようなものだと言う人もいれば、極端に警戒する必要はないと言う人もいるようだ。(幸野百太郎)

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