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TD-LTE2題 - モトローラが上海万博でデモ。ノキアシーメンスはオープンラボ開設

2010.04.19

Updated by WirelessWire News編集部 on April 19, 2010, 19:19 pm UTC

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(cc) Image by Dale Ellerm

米モトローラ(Motolora)のプレスリリースによると、同社は世界初となるUSBドングルを用いたTD-LTE(時分割多重複信方式のLTE)のエンド・トゥ・エンドのデモを上海万博で実施するという。ビデオストリーム24本の同時配信によるビデオ・ウォールなどが展示される。TDD周波数は多くの国で比較的安価であり、またFDD(周波数分割多重複信)とのマルチモードのチップが開発されたことや、ハンドオフが可能になったことでFDD方式で不足したキャパシティーをTDDで補うことができることから、TD-LTEが注目を集めているそうだ。ストリーミングは非対称のTD-LTEで配信するなど、アプリケーションによって使い分ける方法などが例示されている。

一方、フィンランドのノキア シーメンス ネットワークス(Nokia Siemens Networks:以下、ノキアシーメンス)は、同社が中国の杭州に2002年に設立した研究開発拠点に、TD-LTEオープンラボを開設したと発表。同社はTD-LTEベースのスマートフォンや端末などの試験環境を他のメーカーに広く提供し、TD-LTEの早期普及を促したい考え。こちらも業界では初の試みとのことだが、確かに通常こうしたテストベッドはオペレータ側や政府系研究機関が用意するケースが多い。

一見、利他的な動きが結果的には自社の利益につながるというノキアシーメンスの考え方は、競合と協業とが複雑に入り組んだ現在のグローバル競争の状況を反映しているようにも思われる。

【参照情報】
Motorola Shows TD-LTE Commercial Readiness with End-to-end Demonstration Based on World's First TD-LTE USB Dongle (プレスリリース)
Nokia Siemens Networks sets up industry's first TD-LTE Open Lab (プレスリリース)

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