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KDDI/au、マルチキャリア化による下り最大9.3Mbps実現と今夏のフェムトセル提供開始を発表

2010.04.27

Updated by WirelessWire News編集部 on April 27, 2010, 12:00 pm UTC

KDDIは、4月23日に実施した2010年3月期決算説明会において、今期の移動体通信事業のインフラ強化施策を発表した。現行システムであるEV-DO Rev.Aのマルチキャリア化で下り最大9.3Mbpsを実現する。また、Wi-Fiやフェムトセルを活用し、屋内でのデータ利用環境整備や通信品質の向上を推進する。

EV-DO Rev.Aは、下り最大3.1Mbps、上り最大1.8Mbpsの通信速度だが、マルチキャリア化により複数の周波数帯を束ねることで、下り最大9.3Mbpsの通信速度を実現する。ソフトウェアの改修のみで現行の基地局はそのまま利用できるため、低コストで高速化が可能になる。提供開始時期は2010年度末を予定。データ通信サービスの高速化により、LTE導入までの競争力強化につなげる狙いもあるとする。

フェムトセルについては、auのエリア充実と改善を目的としており、今夏から提供開始予定としている。将来的にはモバイルブロードバンド時代の重要なアクセスポイントとして位置付ける。また、Wi-Fiについては、主に自宅などからのアクセス回線として活用を促進することで、回線負荷の低減につなげたい意向だ。そのために、今期はWi-Fi機能対応端末の拡大をはかる。

同社では、移動体通信事業におけるシンプルプラン移行に伴う音声ARPU逓減下での収益構造の抜本的改善のために、データ通信ARPU向上を重要な経営課題の一つとして位置付けており、この施策もその一環である。

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【参考資料】
KDDI株式会社 2010年3月期決算説明会 説明資料(PDF)

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