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マイクロソフトとグーグル、世界各国での訴訟を取り下げに

2016.04.25

Updated by WirelessWire News編集部 on April 25, 2016, 11:02 am UTC

マイクロソフト(Microsoft)とグーグル(Google)が米国時間22日、両社が世界各国で争っていたすべての訴訟を取り下げることで合意したことを明らかにした。これにより、欧州やアルゼンチン、ブラジル、カナダ、インドなどで両社が争っていた訴訟や異議申し立てが取り下げられることになったという。

マイクロソフトとグーグルでは、ここ数年の間にそれぞれ経営トップが交代していた。この話題を採り上げたWSJでは、情報筋の話として、今回の合意が良好な関係にあるとされるマイクロソフトのサトヤ・ナデラ(Satya Nadella)CEOとグーグルのサンダー・ピチャイ(Sunder Pichai)CEOの指示で行われたものと伝えている。またグーグルは「両社は今後、訴訟を通じてではなく、製品の価値に関して活発に争っていく」などとコメントしているという。

マイクロソフトとグーグルとの間では、過去に特許をめぐる争いや人材の引き抜きなど摩擦が生じていたことがあった。しかし、昨年9月には両社がすべての特許訴訟を取り下げることで合意。また昨年11月には、マイクロソフトがグーグルの検索市場における独占的な立場に異議を唱えるロビー団体のフェアサーチ(FairSerach)を脱退。さらに今年3月には、こちらもグーグルに異議を唱えるロビー団体のICOMP(Initiative for a Competitive Online Marketplace)からも脱退していた。

グーグルは先ごろ、欧州委員会から独占禁止法違反の疑いで提訴されていた。この件では、同社とAndroid端末メーカー各社との取引に関し、自社製アプリやサービスの一括採用を求めるグーグルのやり方が問題視されているが、この提訴につながった異議申し当てには、マイクロソフトの支援する業界団体も関係していたという。しかし、両社は今回の合意について、以前から協議が進められていたものであり、欧州委員会による提訴は直接関係がないとしているという。

【参照情報】
Microsoft, Google End Regulatory Disputes - WSJ
Microsoft and Google Make Peace After Decade of Fighting - Bloomberg
Microsoft, Google agree to stop complaining to regulators about each other - Re/code

※公開時、サトヤ・ナデラ氏の名前のつづりが誤っておりました。お詫びして訂正いたします。(4/26 7:30 本文は修正済み)

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