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米スプリントもグーグル「Nexus One」の取扱予定をキャンセル - CDMA対応版の可能性消滅

2010.05.11

Updated by WirelessWire News編集部 on May 11, 2010, 20:49 pm JST

今年初めに鳴り物入りで登場したグーグル(Google)ブランドのAndroid端末「Nexus One」だが、キャリア各社の関心は日に日に薄れているようだ。

米国第三位の携帯通信事業者であるスプリント・ネクステル(Sprint Nextel:以下、スプリント)が、Nexus Oneに対応する計画の中止を明らかにした。同社では、今夏にWiMAX対応のAndroid OS搭載端末「HTC Evo 4G」を発売する予定があり、こちらの取り扱いに注力する意向だという。先月には、スプリントとおなじくCDMA方式を採用する第一位のベライゾン・ワイヤレス(Verizon Wireless:以下、ベライゾン)も向けのNexus Oneの販売計画中止を発表したばかり。この際、Googleはベライゾンのユーザーに、Nexus Oneの代わりにベライゾンが提供するAndroid端末「Droid Incredible」を購入するよう促していた。これで、少なくとも米市場では当面CDMA方式のNexus Oneが出る可能性はなくなった。

グーグルは、NexusOneの販売を自社サイトからの直販に限定し、米大手通信会社4社すべての回線が利用できることを目指してきたが、ベライゾンとスプリントが抜けたことにより、AT&T(AT&T Mobility)とT-Mobileの2社のみの対応となる。なお価格は回線契約なしで529ドル、もしくはT-Mobileとの回線契約の場合で179ドルとなっている。

Nexus Oneの販売台数は最初の74日間でわずか13万5000台にとどまり、同期間で100万台の販売台数を記録したアップル(Apple)の「iPhone」や、同じく105万台を販売したモトローラ(Motorola)「Droid」とは大きな開きがある。ただし、グーグルでは今後さらに多くの独自ブランド端末をリリースしていく意向もあるようで、もしそうだとすれば流通方法等についてNexus Oneで学んだ教訓を生かす必要があるだろう。

【参照情報】
Sprint Won't Sell the Nexus One (Gizmodo)
Sprint won't support Google's Nexus One (FierceWireless)
「Nexus Oneの失敗」からGoogleが学ぶ5つの教訓(WiredVision)
「Nexus Oneは自社ブランド端末の第一弾にすぎず」 - グーグル幹部が明かす
米ベライゾン、Nexus Oneの取り扱いでグーグルと交渉決裂

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