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WiMAX陣営の米クリアワイヤもLTEネットワークの試験実施を発表

2010.08.06

Updated by WirelessWire News編集部 on August 6, 2010, 14:02 pm UTC

これまでWiMAX方式のネットワーク展開を進めてきた米クリヤワイヤ(Clearwire)が8月4日(米国時間)、LTEネットワークの実験を開始すると発表した。米国内で多数の周波数帯を保有している同社は、予定するLTEネットワークの実効速度について「20〜70Mbps程度の速度が出るとしている。他の通信事業者が運営するLTEネットワークの実効速度は5〜12Mbps程度であるため、同社のLTEネットワークは通信速度で大きな優位性を獲得することが可能になるという。

クリアワイヤがLTE網導入の可能性について言及したことは、これまでに何度かあった。しかし今回、WiMAX陣営でも牽引役とみられていた同社が実際にLTEの実験導入を発表したことで、先の露ヨタ(Yota)の動きとあわせて、WiMAXからLTEへの移行が世界的に引き起こされる可能性が高まった。

クリアワイアの発表によると、同社のLTEの実験はアリゾナ州フェニックスで、今年秋から来年の初めにかけて実施される予定だという。この実験には、基地局ベンダとして、中国ファーウェイ(Huawei Technologies)と、現在同社にWiMAX用基地局を提供している韓国サムスン(Samsung)が参加する予定。実験に利用する周波数帯は2.5〜2.6GHz帯で、実効速度は20〜70Mbps程度になる見込みという。

クリアワイヤでは、この実験でTDDとFDDの両方のシステムを試す予定だが、FDDの場合は隣接する20MHzのペアバンドで計40MHz、TDDの場合は20MHzと、いずれも既存のWiMAXよりも大幅なチャネル容量の増加となる予定だ。また利用する端末に関しては、チップメーカーのビシーム(Beceem Communications)等と協力しながら、WiMAX/LTEのマルチモードに対応するデバイスの可能性も含め、さまざまな選択肢について検討を進めていくとしている。

【参照情報】
Clearwire to begin testing LTE, promises speeds of 20-70 Mbps - FierceWireless
Clearwire To Test LTE 4G Network - InformationWeek

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