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ノキア、スマートフォン部門のトップが退任へ - CEOに続く経営陣交代

2010.09.14

Updated by WirelessWire News編集部 on September 14, 2010, 11:19 am JST

フィンランドの大手携帯電話器メーカー、ノキア(Nokia) は13日、スマートフォン部門を率いるアンシ・バニジョキ(Anssi Vanjoki)副社長が6か月の通知期間後退任すると発表した。10日に発表されたCEO交代に続く経営幹部の交代となる。

同社は10日、現CEOのオリペッカ・カラスブオ(Olli-Pekka Kallasvuo)氏に代わり、現マイクロソフトのステファン・エロップ(Stephen Elop)氏が新しいCEOに就任すると発表していた。また現会長のヨルマ・オリラ(Jorma Ollila)氏も、2012年の株式総会後に引退する意向を示している。

オリラ氏は1992年から2006年にかけてCEOをつとめ、ノキアを世界最大手の携帯電話機メーカーに成長させた人物。カラスブオ氏に続くバニジョキ氏の退任で、当時「ドリームチーム」としてオリラ氏を支えた役員が全員引退することになる。

ノキアでは、2006年発売の初のGPS搭載端末「N95」が1000万台の売り上げを記録し、営業利益率を21%に押しあげた。だが、その後2007年にアップルが(Apple)「iPhone」を発売して以降、iPhoneに対抗し得るタッチスクリーン式のスマートフォンがなく、過熱するスマートフォン市場において苦戦を強いられていた。全世界の携帯電話機市場における同社のシェアは35%まで落ち込み、とくに米国市場では10%以下に低迷している。

今回の経営陣刷新を受け、英調査会社CCS Insight のアナリスト、ベン・ウッド(Ben Wood)氏は、「ノキアのなかで一つの時代が終わった。今後さらなる経営陣の人事交代の可能性もある」とコメント。またバークレイズ・キャピタル(Barclays Capital)は、ノキア株式の見通しを「overweight」に引き上げている。

【参照情報】
Nokia Smartphones Head Vanjoki to Step Down Under Elop - Bloomberg
Nokia's Smartphone Chief Quits - Wall Street Journal
More High-Level Changes in the Works at Nokia - New York Times
ノキアでトップ交代 - 新CEOはマイクロソフトのビジネス部門責任者
ノキアが組織改編を発表 - スマートフォン部門を新設

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