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シャープ、電子書籍サービスと端末を発表、端末は名付けて「ガラパゴス」

2010.09.28

Updated by WirelessWire News編集部 on September 28, 2010, 10:40 am JST

▼新ブランド「GALAPAGOS」(ガラバゴス)を紹介するシャープ オンリーワン商品・デザイン本部長の岡田圭子氏
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シャープは2010年9月27日、電子書籍事業に関する報道向けの説明会を開催した。この席で、クラウドメディアサービスの第一弾として2010年12月に電子書籍サービスの提供を開始することと、サービスに対応した端末を発売することを明らかにした。なんといっても驚嘆に値するのが端末の名称で、「GALAPAGOS」(ガラパゴス)というものだ。売り切りの製品から、サービスと共に進化する製品への転換を目指し、ダーウィンの進化論の象徴でもあるガラパゴスの名を付けたと説明する。

12月に開始する予定の電子書籍サービスでは、新聞、雑誌、書籍などのコンテンツを利用できる。当初は3万冊のコンテンツを用意する見込み。新聞や雑誌では、紙媒体の場合の定期購読に相当する「自動定期配信サービス」を提供する。夜中などに自動的にデータを配信することで、朝になると朝刊を取りに行かなくても電子書籍端末にはデータが蓄積されているイメージである。また、書籍ではコンシェルジュ的ににお薦めの本を紹介し、体験版を閲覧するとともに購入もできる仕組みを整える。端末には書棚のようなホーム画面「デスク」を用意し、そこに購入した書籍や雑誌、新聞などがビジュアルに並ぶ。

▼ホーム画面の「デスク」には書棚のように書籍や雑誌、新聞が並ぶ
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コンテンツのフォーマットとしては、電子書籍に利用されているXMDFを拡張した「次世代XMDF」を採用する。これは、従来のXMDFが主に文芸書をターゲットにして作られていたのに対して、新聞や雑誌などのビジュアルを多く含むレイアウトに対応できるように拡張したものだという。動画のコンテンツの閲覧も可能だ。ダウンロード型のサービスであり、ダウンロードしたコンテンツはネットワークの接続がない場面でも閲覧可能だ。

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▼左が5.5インチディスプレイのモバイルタイプ、右が10.8インチディスプレイのホームタイプの端末
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端末は2機種3モデル。5.5インチのディスプレイを搭載するモバイルタイプと、10.8インチのディスプレイを搭載するホームタイプだ。モバイルタイプにはカラーが2色用意される。ソフトウエアのプラットフォームとしてはAndroidを採用する。ただし、ディスプレイの解像度がモバイルタイプで1280×600ピクセル、ホームタイプでは1366×800ピクセルと、多くのAndroid端末とは異なることもあり、当初はAndroidマーケットのアプリとの互換性は保たれないという。

通信機能としては、IEEE802.11b/gの無線LAN機能を備える。当初の製品は3G通信に対応しないが、通信事業者などと相談しながら製品化に向けた取り組みを進めるという。モバイルタイプでは、トラックボールを搭載。通勤電車などで片手で利用する機会が多い日本の特性を踏まえ、片手だけで持って操作できるようにしたという。当初はWebブラウザやSNS対応の専用アプリを備え、後のソフトウエアアップデートで対応するアプリが増えるなど進化する点をウリとしている。

サービスの展開としては、2011年にゲーム、音楽、映像、映画などのコンテンツを追加する計画である。さらに、Eコマースや広告コンテンツへの展開、電子教科書などでの利用も視野に入れている。端末は2011年のできるだけ早い時点で100万台の普及を目指す。

メディアタブレット:シャープ
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【報道発表資料】
第1弾 電子ブックストアサービスを12月よりスタート

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