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レノボ社のモバイル事業への注力度が分かる、開発者支援大会

2010.11.22

Updated by on November 22, 2010, 19:30 pm JST

11月12日に北京でレノボ(Lenovo)社主催の「モバイルインターネット開発者大会」が開催された。基調講演では、主にベンチャー企業を対象にした大規模な開発支援プログラムが発表され、大きな話題を呼んだ。

中国ではAndroid端末メーカーとして地位を築いているレノボ

世界のモバイル事情中国編(3)中国国内携帯メーカーの動向」でも紹介したとおり、中国でのレノボは、国産携帯メーカーとして一定の地位を築いている。同社は現在、"楽(中国語語漢字:乐)Phone(製品ページ:以下「楽Phone」と表記)"というAndroid端末を発売しており、2010年第2四半期には12万台発売されるなど中国国内でも好評を博している。今回のイベントの趣旨は、アプリケーション開発者により多くの"楽Phone"で動作するアプリケーションを開発してもらい、より販促を加速させていきたいというもの。

▼イベント会場正門。
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イベント会場は北京空港の近く。北京市内からは少し離れており
アクセスという点では条件はあまり良くなかったが、レノボ社の公式発表では来場者は1,000人を超えていた。

主な参加者は開発者とメディア、来賓に大きく分けられる。開発者は"楽phone"用のアプリケーションを既に開発している招待客と新規でアプリケーション開発を検討している開発者が参加していた。

▼受付。大きく開発者とメディア・来賓に分けられている。
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今後2年間で12.5億円の開発者支援プログラム「楽基金」を発表

イベントは9時半に開始されたが、講演会場内は既に立ち見が出るほどの盛況であった。

▼アプリケーション開発者、メディア・来賓などで超満員の講演会場。
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イベントは司会者の説明やPCなどが当たる抽選会から始まった。基調講演にはレノボCEOの楊元慶(中国語漢字:杨元庆)氏が駆けつけるほどの力の入れ様であった。

楊元慶氏からはレノボ社の近況やモバイルインターネットの近況、将来などが語られると共に、今後アプリケーション開発者支援として"楽(中国語漢字:乐)基金(以下「楽基金」と表記)"というインキュベーション支援プログラムも発表された。

今回のイベントの目玉はこの"楽基金"。

CEOの杨元庆氏の概要発表を受け、レノボホールディングスの陸剛(中国語漢字:陆刚)氏より詳細説明がされた。内容は以下の通り。

  • 今後2年間で1億元(約12.5億円)をアプリケーション開発者支援に投資
  • 対象は創業間もないベンチャー企業が中心
  • 有償サービスなどを行う際の設備の提供

本取り組みは中国国内でもWebニュースだけでなく、一般紙でも取り上げられるなど非常に注目を集めていた。

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本レポートの執筆時点ではWebなどからの登録は受け付けていないようだが、会場では申請用紙が配布されており、そちらに必要事項を記入した上で"楽基金"担当まで送付するよう、手順が案内されていた。

講演会場の隣にはデモブースが設けられており、"楽Phone"のアプリケーションストアに自社アプリケーションを登録している企業たちによる、実機を使った展示が行われていた。

▼盛況のデモンストレーション会場
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▼さまざまなアプリケーションが展示されている。
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今回のイベントを総括すると

  • レノボ社がモバイル事業に注力する
  • その柱を"楽Phone"という端末が担う
  • そのためにアプリケーション開発者を広く募り促進していく

という意志が十分に伝わってくるものであり、今後のレノボ及び"楽Phone"の躍進に非常に期待が持てそうだと感じた。

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