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KDDI、台湾の音楽配信事業者を子会社化、中華圏でのサービスの足がかりに

2010.12.16

Updated by WirelessWire News編集部 on December 16, 2010, 10:20 am JST

KKBOX
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KDDIは2010年12月15日、音楽配信事業を手がける台湾のKKBOKの株式を取得する株式譲渡契約を締結したと発表した。KKBOKの100%株主であるSkysoftから株式を取得する。台湾および香港で音楽コンテンツを配信するKKBOKを連結子会社とすることで、ノウハウの活用やKDDIグループのコンテンツ事業の中華圏への拡大につなげたい考えだ。

KDDIは、SkysoftからKKBOKの発行済株式の76%に相当する普通株式を12月24日に取得する。残りの24%の株式はKKBOK経営陣がSkysoftを介して今後も保有する予定である。KKBOKは、台湾や香港でパソコン、スマートフォン、携帯電話などに音楽コンテンツの配信サービスを提供している。同社のユーザーがすでに700万人に上る台湾は、中華圏の音楽情報の発信地となっている。同社はレーベル各社との関係の上で、音楽情報メディアとしての地位を築いているという。

KDDIは今回の子会社化で、スマートフォン向けのコンテンツを迅速かつ低コストで導入するためにKKBOKが持つノウハウやサービスプラットフォームを手に入れる。さらに、中長期的にはKKBOKの音楽事業基盤を通じて、KDDIグループのコンテンツを中華圏に拡大する足がかりにする。

【報道発表資料】
マルチデバイス向け音楽コンテンツ配信会社KKBOX Inc.の株式取得について

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