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モバイル・アプリ開発環境のService2Media

2011.01.18

Updated by WirelessWire News編集部 on January 18, 2011, 12:00 pm JST

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【企業名】Service2Media BV
【所在地】オランダ(Arnhemseweg 2, 3817 CH ? Amersfoort, Netherlands)
【URL】http://www.service2media.com/

Service2Media社は多様化したモバイルデバイスに対してアプリケーションやサービスを提供としようとする企業に対し、アプリケーション開発やソフトウェアモジュールを提供する、2005年創業のオランダのベンチャー企業である。ベンチャー情報のRedHerringやコンサルティング会社のデロイト(Deloitte)などから、成長著しいことで注目されている。

デバイスのパートナーには、BlackBerryのRIMのほか、サムスン、ソニーエリクソン、マイクロソフト、ノキア、LG電子などが名を連ねている。顧客にはCNN、ボーダフォン、マイクロソフト、ハイネケン、フォルクスワーゲンなど大手が揃っていて、オランダのほかにイギリス、スペイン、UAE、アメリカに拠点を持っている。

同社の旗艦製品であるモバイル・アプリケーション・プラットフォーム「M2Active」は、多岐に渡ってしまったモバイルのOS(BlackBerry、iPhone、Android、Windows Phone、Symbian、J2ME、MeeGo、Bada)に対して、個別にアプリケーションを開発するという悪夢を解消する。これらのOSの上に、HAL(ハードウェア・アブストラクション・レイヤー)というハードウェア隠ぺいの層(API)を被せて、その上によく使われるAPI(ユーザインタフェース、ネットワーキング、位置情報、センサー、電話など)を並べる。さらに、MORE(Mobile Runtime Environment)を介して、開発済みのサービス群(決済、地図、CMS)や、再利用可能なオブジェクト(プレイヤー、レコーダー、ショップなど)、顧客企業の持つコンテンツなどとやり取りすることで、M2Active上で開発したアプリケーションは、AndroidでもiPhoneでもSymbianでもBeeGoでも動くというのである。

とはいえ、iPhone用に開発したアプリケーションをAndroidでも動作するように(また、その逆にも)変換するサービスは、ゲーム・アプリケーションを中心にいくつも提供されているし、昨年9月にアルカテル・ルーセントが買収したOpenPlug社の製品は、1つのプラットフォーム上で開発したアプリケーションを他のOS上で動作するようコンパイルしてくれるという。

これらのサービスに比べると、Service2Media社は、アプリケーション開発に先立つコンセプト設計から実際のアプリケーション開発、テスト、アプリケーションストア(iPhoneのiTunesのほか、Android Market、BlackBerry World、Windows Marketplace、Nokia OVI store、GetJarに対応)での販売管理、アプリケーションその他のホスティングや、デバイスの追加やアップグレードまで、モバイルの「ライフタイム」に渡って支援してくれる総合サービスも売り物にしているようだ。

そもそもOSが違うため、制約の多いiPhoneで開発してから、比較的自由なAndroid上で開発すれば開発費は2倍にはならないというのが、両プラットフォームに対応しなければならないアプリケーション開発ベンダーやサービス提供事業者の諦めにも似た対策であるが、M2Activeが額面通り、1回の開発でマルチプラットフォーム向けに展開でき、しかも、エンドユーザによきユーザ経験を提供できるのであれば、朗報として歓迎されるのではないかと思われる。

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