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ソーシャル・バイオメトリクスのMintigo

2011.01.19

Updated by WirelessWire News編集部 on January 19, 2011, 17:30 pm JST

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【企業名】Mintigo Ltd.
【所在地】イスラエル (6a Hanagar St., P.O.Box 7249, Hod HaSharon, Israel 45241)
【URL】http://www.mintigo.com

Mintigoは、おそらく2009年創業のイスラエルのスタートアップで、「ソーシャル・バイオメトリクス」なる技術の事業化を目指している。ニューヨークにもオフィスを構えており、米国の有力なベンチャーキャピタルであるセコイア(Sequoia Capital)が出資しているようだが、出資額も含め、詳細はほとんど明らかにされていない。

この「ソーシャル・バイオメトリクス(Social Biometrics)」という用語自体が同社の造語のようで、ウェブサイトには、「TM」(トレードマーク)が添えられている(Google検索、「social AND biometrics」では200万件余りヒットするが、「"social biometrics"」の検索では(1月7日の時点で)116件しかヒットしなかった)。

同社の技術は、エンドユーザの行動から「マーケティング・インテリジェンス」を収集し、高度なカスタマー・プロファイリングを行って、大手小売業者や金融機関、通信キャリアに対して、良質な顧客を見分け、解約率を下げ、あるいは、アップセルを効率的に行うサービスを提供できるようになるらしい。

分析対象の行動というのも、個々人の行動パターンや、ソーシャル・ネットワークを構築する際の癖などがベースで、同社技術により、(これまた造語と思われるが)個人の「コミュニケーション・シグネチャ(Communication Signature)」を特定するという。このシグネチャは指紋のようなもので、個人の特徴が現れるものだと説明されているが、詳細は不明。

ソーシャル・バイオメトリクスのツールは1種類ではないようだが、同社ウェブサイトでは、通信の分析、ソーシャル・ネットワークの分析、消費者行動の分析などと、さらっと触れられているばかりで、具体的な情報はほとんど得られなかった。イスラエル国内のイベントに参加した際には、同社のサービスは「マーケット分析」「SaaS」「VAS(付加価値サービス)」とタグ付けされていたようだ。

創業者兼CEOのJacob Shama氏は同じくイスラエルのベンチャー、modu社のVPだった人物。moduは超小型携帯電話を開発した会社だが、こちらの創業者はUSBメモリーを発明したDov Moran氏とのこと(なお、modu社は2011年2月に操業停止予定とのこと。詳細は「モジュール電話機のmodu、市場から撤退」を参照)Shama氏はここでR&Dなどを担当していたようだが、超小型携帯と「ソーシャル・バイオメトリクス(生体認証)」に何らかのつながりがあるのかは、まったく不明である。

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