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スマートフォンは利用者の約7割が満足、不満点は「バッテリー」

2011.01.17

Updated by WirelessWire News編集部 on January 17, 2011, 10:20 am JST

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(cc) Image by David Blaikie

「スマートフォン所有率は29.3%」--。カカクコムは2011年1月13日、スマートフォンの利用実態などについて調査した結果を発表した。同社の「価格.com」サービスのID登録をしているユーザー1万360人から回答を得た。

スマートフォン所有率では、「スマートフォンのみを持っている」が16.3%、「普通の携帯電話とスマートフォンを持っている」が13.0%だった。これらを合計した29.3%が、回答者の中でスマートフォンを所有する割合となる。同社の2009年9月に発表した調査では、回答者におけるスマートフォン所有者の割合は21.5%で、1年少々で7.8ポイント上昇したことになる。価格.comにIDを登録しているユーザーという特殊性があるため、国内のスマートフォン所有率をそのまま反映しているとは言いがたいが、スマートフォンの利用者が確実に増えていることを物語る数字だと言える。

スマートフォンの端末種別では、1位がiPhone 4で25.1%、2位がiPhone 3GSで21%。以下、Xperia SO-01Bの9.3%、NTTドコモのその他のスマートフォンの8.4%、iPhone 3Gの8%、KDDIのIS03の5.9%と続く。iPhoneは3モデルで過半数を超える。Android端末としてヒットモデルになったXperiaは3位に食い込んだだけでなく、発売になったばかりのIS03も6位と健闘が光る。

利用しているスマートフォンの満足度を尋ねた設問では、「非常に満足」が28.3%、「やや満足」が41.4%で、これらの合計は69.4%と7割近くにもなる。スマートフォン利用の先駆者たちは、その意味や価値を理解していることもあり満足度が高い結果となった。一方で、不満の項目を尋ねたところ、ダントツの1位が「バッテリーの耐久性」だった。63.0%の利用者がバッテリーの耐久性に不満を持っているという結果で、この点の改善がスマートフォンの今後のさらなる普及には避けて通れないポイントだということが分かる。このほか、「FLASH非対応」(34.3%)、「電子マネー・おサイフケータイ機能非対応」(33.3%)、タッチパネルの操作性(32.7%)などが不満の上位に並んだ。

【発表資料】
スマートフォン徹底調査!

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