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【企業名】Celltick Technologies Limited
【所在地】本社:イギリス ロンドン(Hesketh House, 43-45 Portman Square, London W1H 6HN, UK)
【拠点】イスラエル、ロシア、ブラジル、シンガポール、インド
【URL】www.celltick.com
2000年創業のCelltickは、LiveScreenメディアと呼ぶサービスを介して、モバイル機器の待ち受け画面(アイドル・スクリーン)向けに情報をプッシュしている。全世界で1億2000万人にリーチしており、今なお増加中。アジアではインド、インドネシア、タイ、ベトナム、スリランカで使われている。基本的にモバイル・キャリアと提携して事業を行っていて、20カ国、50オペレータと連携している。1日に1億ユーザに広告をプッシュ配信して、300万件の購入があるという。

複数のソーシャル・ネットワークのコンテンツを待ち受け画面に電光掲示板のようにティッカー表示することもできるし、位置情報を利用して配信内容を変えることも当然できる。同じ広告主(ブランド)の広告やメッセージを、各国語に直して配信することもできる。さらに、当然のように個々人に対応したカスタマイズ情報をアイドル・スクリーンという最も目立つ場所に送りつけることができる。

端末側にはLiveScreenを受信して表示するためのアプリケーションが必要となるが、実際にはSIMカードで配布するので、エンドユーザは設定作業などを意識することはないとのこと。SIMの各ベンダーとも提携し、各国のモバイル・キャリアの使うSIMに予め忍ばせて配信するので、多言語対応やパーソナライズは、加入者識別(Subscriber Identification)モジュールで識別するのだから簡単にできると説明者は胸を張っていた。

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利用者数が急成長中のアジアは大事な市場だが、日本に進出する気はないとのこと。要するにGSMの世界でエコシステムを形成するように設計、運営されており、各国のGSMオペレータと協調してユーザインタフェースを設計し、SaaSで機能を提供する。広告主には、各国のキャリアが持つ潤沢な顧客数へのリーチを提供するというモデルだそうだ。海外展開したい日本のブランドが広告の配信にCelltickを利用するという形態であれば、日本に進出するということもあるかも知れないが、優先度は低いとのこと。

文・幸野百太郎(テレコム分野の仕事に従事)

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