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NTTドコモ、FeliCaのNFC対応の移行手段を公開

2011.02.17

Updated by WirelessWire News編集部 on February 17, 2011, 04:55 am JST

NTTドコモはMWC 2011のブースで、FeliCaで提供されている決済などのサービスを、国際標準のNFCに対応させるためのマイグレーションの方法を示した。FeliCaのサービスを将来的にはNFC対応の端末で利用できるようにする。これにより、国際標準に則った海外の決済などのサービスと、FeliCaの特徴を生かした国内のサービスが、共存して利用できるようになるという。

▼FeliCaとNFCの共存へのマイグレーションwmc0216_docomo001.jpg

FeliCaのサービスでは、現状は端末のメモリー内にあるFeliCa SE(セキュアエレメント)に、暗号化やカギの管理の情報を格納している。無線チップはFeliCa専用のものを用いている。これを、まず過渡期の実装段階に移行する。過渡期では、無線チップは国際標準のNFCチップに置き換え、NFCでの暗号化やカギ情報はSIMカード上に格納する。この時点ではFeliCaの情報はSEに格納し、NFCチップとやり取りする。これで、NFCとFeliCaの双方を利用できるようになる。説明員によると、この過渡期の実装を2012年末までに実現する計画だという。

さらに将来的には、FeliCaの情報もSIMカード上に実装することを計画している。こうすることで、NFCとFeliCaが国際標準の上で共存できるようになる。

説明員は「NFCだけを使える端末を作るのは難しくない。しかし、それではFeliCaで提供してきた機能や性能と同レベルにすら至らない。高性能なFeliCaと国際標準のNFCを共存させることが、1つの答えになると考えている」という。急速に高まりつつあるモバイルペイメントなどの国際的な潮流へのドコモとしての答えの方向性を、バルセロナで示したと言える。

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