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富士通、デュアルディスプレイのAndroid端末を披露

2011.02.18

Updated by WirelessWire News編集部 on February 18, 2011, 03:15 am JST

MWCの富士通ブースで目を引いたのは、デュアルディスプレイのAndroid端末。デュアルディスプレイの動作や操作感を確認する試作機で、現状では折りたたみ式などのギミックはない。箱に2つのディスプレイが付いたものだ。

▼ディスプレイを上下に2つ用意したAndroid端末mwc0217_fujitsu001.jpg

OSはAndroid 2.2で開発したというこの試作機、一般のアプリケーションならば上下のディスプレイを1つのディスプレイとして(若干の間隔は開くが)利用できる。いずれもタッチ可能。2画面に対応しているアプリだと、写真のツイッターアプリのように上の画面にはタイムラインを表示させながら、下の画面には埋め込まれたリンクのWebページを表示するといった機能が実装されていた。

▼IMEは手書き入力にも対応mwc0217_fujitsu002.jpg

今回は富士通研究所が開発した独自のIMEを搭載する。文字入力の際には、下の画面がキーボードになるのは想像ができるところ。さらにすごいのは、キーボードの上に指で文字を手書きすると、手書き入力ができてしまうこと。QWERTY配列のキーを打ちながら、そのまま手書き入力に移れるところも秀逸だ。

展示の中で来場者からの評判が良いのが、携帯電話の防水性能を示した展示だという。国内の携帯電話では防水機能はかなり多く搭載されているし、スマートフォンでも富士通東芝のREGZA Phoneが防水機能をうたっている。しかし、「海外では防水の携帯電話が珍しいようで、ぜひこの機能がほしいといった声を多く聞いた」(説明員)と、内外の違いを改めて実感したようだ。

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