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2010年度にAndroidがiOSを逆転、MM総研の国内携帯電話出荷調査

2011.05.12

Updated by Naohisa Iwamoto on May 12, 2011, 19:21 pm UTC

「スマートフォン市場ではAndroidがiOSに逆転勝利」「メーカー別ではシャープが6年連続首位」。MM総研は2011年5月10日、2010年度通期の国内における携帯電話端末の出荷概況を発表した。その最大のトピックは、冒頭に掲げたAndroidの急伸だ。

MM総研が発表したのは、の2010年度通期(2010年4月~2011年3月)の国内携帯電話出荷状況を調査した結果。総出荷台数は前年度比9.3%増となる3764万台。そのうちスマートフォンは前年度比約3.7倍と急伸し、855万台となった。総出荷台数の22.7%と、約4分の1を占める結果だ。スマートフォン市場を牽引してきたソフトバンクモバイルのiPhoneに加え、NTTドコモやKDDI(au)からもAndroid端末が多く提供され、それぞれがヒットしたことによる。一方、スマートフォン市場におけるOS別のシェアを見ると、1位は57.4%を占めたAndroid OS、2位がiPhoneなどのiOSで37.8%という結果だった。Androidは国内市場登場2年目で、先行したiPhoneを一気に抜き去ったことになる。

スマートフォンのメーカー別シェアを見ると、1位はiPhoneのアップルでOSシェアと同じ37.8%、2位がシャープで24.3%だった。以下、3位がソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ(9.8%)、4位がサムスン電子(9.0%)と続く。メーカー別ではアップルが依然として首位に立つが、おサイフケータイやワンセグといった国内向けの機能を充実させて3キャリアに提供したシャープの健闘が光る。

携帯電話全体でのメーカー別シェアを見ると、スマートフォン分野でも健闘したシャープが全体では6年連続の1位となった。ただし、出荷台数は前年度比5.0%減の858万台、シェアも前年度比は3.4ポイント減の22.8%だった。2位は昨年度の3位から1つ順位を上げた富士通(富士通東芝モバイルコミュニケーションズを含む)で17.3%(2.3ポイント増)、3位はパナソニック モバイルコミュニケーションズで11.7%(3.4ポイント減)。以下、4位はNECカシオモバイルコミュニケーションズ(10.7%)、5位は京セラ(10.4%)、6位はApple(8.6%)、7位はソニー・エリクソン(7.4%)と続いた。

またMM総研では、2011年度の出荷台数を3.3%増の3890万台と予測している。これは2010年度から引き続き、スマートフォン市場の拡大とauのトライバンド対応に伴う買い替え促進といったプラス要因があるためとMM総研では分析する。2011年度のスマートフォン出荷台数は、前年度比2.1倍に当たる1820万台と予測。これは総出荷台数の46.8%を占める数字だ。しかし、MM総研ではこの予測が過小評価である可能性も指摘している。スマートフォン市場の勢いが継続すれば2011年度には2000万台規模に達し、総出荷数の過半数を占める結果となることもあり得る。

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【報道発表資料】
2010年度通期国内携帯電話端末出荷概況

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。