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若者の間では「iPhoneはもうダサい」- HTC幹部がトラッシュトーク(編集担当メモ)

2011.09.14

Updated by WirelessWire News編集部 on September 14, 2011, 18:26 pm UTC

「親と同じもののなんて、ダサくて使ってられない」というのは、どこの親でも一度くらいは耳にしたことのある、もしくは誰しも親に向かって一度くらいは口にした覚えのある言いぐさかも知れないが、これと同じ論法で宿敵アップルのiPhoneをけなしたHTC幹部が現れたと一部のブログでちょっとした話題になっている。

米国時間12日にシアトルで「Mobile Future Forward」というカンファレンスが開かれたが、このなかのあるセッションに登場したHTC米国法人の代表者(acting president)マーティン・フィッシャー(Martin Fichter)氏は、最近訪れたリード・カレッジ(Reed College:オレゴン州ポートランド)での体験を披露した。リードカレッジは同氏の娘が通う大学で、同氏は新学期の開始にあわせて娘を大学の学生寮まで送っていったそうだが、そこで同氏が目にしたのは、娘の寮仲間がHTCやサムスン(Samsung)のスマートフォン、あるいは中国製の名も知れぬ携帯電話を手にしている姿で、いっぽうiPhoneを手にした学生はひとりもいなかったという。

同氏がそのなかの何人かに「どうしてだれもiPhoneを使っていないのか」と理由をたずねたところ、返ってきた答えは「お父さんがiPhoneを使っているから」というものだったという。これに続けて同氏は「市場ではいま興味深いことが起こっている。iPhoneは以前ほど格好良いものではなくなってきている。学生たちが持ち歩いている携帯電話機はHTC製品であり、サムスン製品であり、なかには中国メーカーの端末を使っている者さえいた。いま大学のキャンパスでは、MacBook Airは格好良いとされている。しかし、iPhoneはもうクールとは見なされていない。この会場にはiPhoneユーザーもいるだろう、しかしわれわれの子供たちはもうiPhoneを格好良いとは思っていない」と述べたという。

この指摘がHTC幹部の口から出ていること、また実際にリードカレッジを訪れて実情を確かめる者も出そうにないことから、この発言を鵜呑みにすることは当然あり得ないだろうが、「流行に敏感」な(あるいは「多分に移り気」な)若者がいかにも口にしそうなセリフのようで面白い。

ちなみに、リードカレッジというのはスティーブ・ジョブズ氏が通ったことのある唯一の大学で、同氏はかつてスタンフォード大学で行った卒業式の祝辞のなかで「私はナイーブにも、スタンフォード並みに高い学費の大学を選んでしまい、労働者階級の両親が蓄えてきた貯金がすべて入学費に消えてしまった(しかも半年ほどで自主退学してしまった)」と言及していたところでもある。

【参照情報】
HTC boss on Windows Phone 7, patent wars and why iPhones aren't cool anymore - GeekWire
HTC exec: The iPhone is your dad's phone - GigaOM
HTC、アップルを特許侵害で提訴 - グーグルから譲り受けた特許を利用(Bloomberg報道)
HTCもWindows Phoneの新端末を発表 - マイクロソフト幹部、強気の見通し
アップル対HTCの特許紛争 - 米ITC、タブレット端末についても調査へ

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