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ライトスクェアード、シャープと提携 - LTE対応のモバイル端末を共同開発へ

2011.10.04

Updated by WirelessWire News編集部 on October 4, 2011, 13:46 pm UTC

衛星通信とLTE網を使った全米をカバーする高速ネットワークの構築を目指す米国のベンチャー企業、ライトスクェアード(LightSquared)が、このネットワークに対応するモバイル端末の最初の供給元として日本のシャープを選んだと米国時間3日に発表した。

両社の提携にもとづき、シャープはLTE網に対応するスマートフォンならびにタブレット端末を提供することになるが、将来的にはライトスクェアードと提携関係にあるスプリント・ネクステル(Sprint Nextel:スプリント)などの各通信事業者に対する製品提供を通じた、米国市場でのプレゼンス拡大も視野に入れているという。

シャープは9月29日に、フランス・テレコム(サービスブランド名は「Orange」)への「AQUOS PHONE」納入を発表するなど、ここにきて海外市場向けの積極展開が目立ってきている。

ライトスクェアードは、シャープを最初の端末提供者に選んだ理由について、同社のもつ先進的な液晶パネル技術やカメラ機能など、最先端の製品ソリューションを活用し、さまざまな革新的端末を開発できるためと、声明のなかで説明している。

ライトスクェアードでは、計画中のネットワークの衛星通信部分がGPS波と干渉する問題が大きく取り沙汰されるなど、高速ネットワーク構築の実現に向けていくつかの大きな課題を残しているといわれる。その一方で、こうした懸念の解消に向け、米の有力紙に大々的な広告出稿を行うなどの施策も打ってきている。

なお同社は、今月11〜13日にサンディエゴで行われるCTIA主催の「Enterprise and Applications」カンファレンスで、これらの端末を披露する予定だという。

【参照情報】
LightSquared Announces Collaboration with Sharp on L-Band Smartphone and Tablet Product Development - LightSquared
LightSquared selects Sharp to build its LTE smartphones, tablets - ZDNet
LightSquared and Sharp team up for smartphone and tablet development - SlashGear
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