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グーグルの音楽配信サービス、「まもなく」提供開始へ - Android責任者が示唆

2011.10.20

Updated by WirelessWire News編集部 on October 20, 2011, 12:35 pm JST

グーグル(Google)でAndroid部門の責任者を務めるアンディ・ルービン(Andy Rubin)氏は、AllThindsDが香港で開催中の「AsiaD」でのセッションのなかで、同社が音楽配信サービス「Google Music」をまもなく開始するとの自らの見通しを明らかにした。

同氏によれば、このサービスはグーグルならではの「ひとひねり」が加えられたものになるとのことで、「単に1曲99セントで楽曲を販売する」ようなものにはならないという。ただし、具体的な開始予定日などは明らかにされていない。

この話題に関連して、英Guardianではグーグルが大手レコード会社4社と交渉を進めていると伝えている。同紙によれば、第4位のEMIとはすでに契約済みで、最大手のユニバーサル(Universal Music)とも本格的な話合いが進んでいるいっぽうで、ソニー(Sony Music)、ワーナー(Warner Music)との交渉は契約成立までにはまだ時間がかかりそうな状況という。

ユニバーサルはレディー・ガガ(Lady Gaga)やU2といった大物アーティストを擁し、EMIもビートルズ(The Beatles)やピンク・フロイド(Pink Floyd)などの作品をリリースしており、両社の売上だけで世界の音楽販売の約3分の1を占めている。

また同紙は業界関係者の話として、グーグルの予定するサービスが音楽データのダウンロード販売とクラウドベースの楽曲保存・管理機能を組み合わせたものになるとの可能性を伝えている。さまざまな端末からいつでも利用できるという点で、同サービスはアップル(Apple)がまず米国で提供する「iTunes Music Match」やアマゾンの「Cloud Drive」と競合する可能性が高いという。

グーグルは5月にオンライン上で音楽などのメディアコンテンツを保存・管理できるサービスを発表していた。ただし、その際には一部の大手音楽会社との販売に関する交渉成立を待たずにサービスを開始したため、楽曲データの保存・管理のみに機能が限定され、ユーザー側で楽曲データを手動でアップロードする必要があるなどサービスの使い勝手の悪さを指摘する声も上がっていた。

米国や欧州の一部の市場では、ベンチャー企業のスポティファイ(Spotify)などが提供するサブスクリプション形式(定額制で聞き放題)の音楽ストリーミングサービスに対する人気が高まっており、また世界最大のソーシャルネットワーク、フェイスブック(Facebook)がこれらのサービスを取り込む形での音楽配信・共有機能を発表している。

【参照情報】
Google Music Store -- With a "Twist" -- Coming Soon, Says Android Boss - AllThingsD
Google Music expected to launch next month - Guardian
アマゾン、Androidタブレット「Kindle Fire」をついに発表 - 199ドルで11月発売
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