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アルツハイマー型認知症患者用のGPS内蔵の「靴」登場

2011.10.27

Updated by WirelessWire News編集部 on October 27, 2011, 15:30 pm JST

徘徊する患者が行方不明にならないように、FCC(アメリカ連邦通信委員会)の承認を得たGPS内蔵の「靴」がアメリカで売り出される。

GTX Corp
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小型GPSを利用した双方向のPLS(パーソナル・ロケーション・サービス)を提供しているGTX社(カリフォルニア州ロサンジェルス)が、アルツハイマー患者や子供、前科のある人々などのトラッキング・サービスをPaaSで提供するOmnilink Systems社(ジョージア州Alpharetta)、50年の歴史を持ち24時間体制で緊急医療情報提供などを手がけるMedicAlert Foundation(カリフォルニア州Turlock)と提携して開発した。

徘徊し、隠れてしまうシニアを追跡するシステムはすでに数多く存在するが、患者の多くは腕時計、ブレスレット、ペンダントなどが自分のものでないと判断すると外してしまうという課題があった。靴であれば、家に置いて出かけることはほとんどない。

家族や介護サービス提供者が、予め「地図上でエリアを限定する仮想の壁(geofence)」を設定しておき、GPS靴を履いた患者がその境界線を超えると、Googleマップ連動の警告通知が家族などに送られる。靴の価格は299ドル(1ドル=75.9円換算で約2,270円)で、月額利用料が30から40ドル程度(約2,280円から3,040円)かかるとのこと。3,000足のGPS靴が、自社ブランドの靴を店舗やネットで販売しているAetrex Worldwide社を通じて売り出される。今後GTX社は、サイズ、価格、消費電力、トラッキング可能なエリアのカバレッジ拡大などを進めていくという。

【参照情報】
GTX Corp Expands Partner Alliance in Preparation for GPS Shoe Launch [PDF]<プレスリリース>
GPS Shoe Coming to Market
GPS shoes for Alzheimer's patients
GTX Corp (OTCQB: GTXO) Expands Customer Support Platform for GPS Shoes
A Shoe for Wanderers
Aetrex Worldwide

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