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35歳以下、男性、関東甲信越在住、スマホユーザーの中心像をコムスコアが分析

2011.12.06

Updated by Naohisa Iwamoto on December 6, 2011, 16:29 pm JST

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(cc) Image by Denis Dervisevic

コムスコア・ジャパンは2011年12月6日、日本におけるスマートフォン利用の最新状況のレポートを発表した。調査によると、スマートフォンをメイン端末として利用しているユニークユーザー数は1456万人で、男女比率は男性61.5%に対して女性38.5%となった。

調査は、携帯電話の包括調査データベースの「モビレンズ(MobiLens)」を通じて分析したもの。男女比率は、2010年6月の調査時点の男性72.9%、女性27.1%に比べて、女性スマホユーザーの比率が高まっていることを示している。年齢別に見ると、35歳以下が51.8%と過半数を占める。25歳~35歳は25.6%とボリュームゾーンになっている。また、居住地域別に見ると、関東甲信越が39.7%、関西が19.6%と大都市圏にスマホユーザーが集中している様子が見て取れる。

これらを総合すると現時点では、「関東甲信越在住の35歳以下の男性」がスマートフォンのメインのユーザー層になる分析している。一方、男女比率が接近していることに加えて、関東甲信越以外でも関西、中部、九州圏のスマートフォン利用が着実に高まっていると分析。企業のマーケティングなどでも、全国や女性をターゲットにする戦略の練り直しが必要になる可能性を示唆している。

【報道発表資料】
日本のスマホ利用動向最新情報!

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。