イギリスにもネトウヨの方がおります。日本と違いウヨ主張にネオナチ主張が入っていたりもします。この国の王子様は時々パーティーにネオナチの格好で行ってしまったりして、色々怒られたりしています。
日本と同じくイギリスのネトウヨ様もネットが大好きです。何せ電気代とISP代にパソコン代ぐらいしかかかりませぬので。ネトウヨの皆様は、同士が集う掲示板で日々以下のようなことを日々熱心に書き連ねておられます。
「イギリスにいていいのは元々イギリスにいた人だけ!」(でも自分はイタリア人やバイキングの末裔)
「パキスタン人とインド人は国に帰れ!」(でも週に4回はカレー)
「外国人労働者は閉め出せ!」(でも自分ちで頼む大工はポーランド人)
「外国人が増えたから税金あがったあああ!」(でも自分は生活保護で納税してない。あと電車も無料)
「ゲイは師ね!!」(でもクイーンは好きだ)
「白人は偉い!」(でも夏はビーチで焼いて真っ黒。日サロが大好き)
そんなネトウヨの皆様ですが、なんとイギリスでは皆様は今はやりのノマドワーカーの最先端を行ってる事が発覚しました。
How neo-Nazis may be making money from YouTube advertising
会社には行かず、自宅やカフェからYoutubeなどにせっせとネトウヨ動画を投稿し、広告費でガンガン稼いでいるわけです。ネトウヨ的なDVDや本、グッズの販売も熱心でアフィリエイトも頑張っておられます。更新頻度は高く、ビデオの数も多いです。コメント欄を見ると世界中から「ネトウヨ万歳!」「外国人は出て行け」(だからあんたはイギリス人にとっての外国人やないか。。。)という応援コメントが山盛りです。
ネトウヨやネオナチは世界中に散らばっているので、ネット経由で世界中からお金が入るわけです。文法はめちゃくちゃでも、英語を一応書く事ができる、というイギリスのネトウヨの皆様は有利です。対象はグローバル市場です。イギリスのネトウヨこそ「グローバル人材」、そして会社に行かずウヨコンテンツで稼いでいる。スタバからMacBookで更新してるのかどうか知りませんが、日本の二十代の皆さんが憧れる「ノマドワーカー」のお手本ではないですか!
しかし、ネトウヨ様達が稼いだ広告費の一部は、イギリスの大手の通信事業者であるVirgin Media、BT、O2 などの収入にもなっていたため「ちょっとそれってどうなの?」と各方面から突っ込みが入っています。
だってこれら企業はネトウヨ様達が大嫌いなインドやアフリカで大々的に事業をやっており、社員やお客さんに外国人も大量にいるのですから。今後どうなるのか生暖かく見守っていきたいと思います。
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登録はこちらNTTデータ経営研究所にてコンサルティング業務に従事後、イタリアに渡る。ローマの国連食糧農業機関(FAO)にて情報通信官として勤務後、英国にて情報通信コンサルティングに従事。現在ロンドン在住。