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NSA、主要なスマートフォンも情報収集の対象に(独Spiegel報道)

2013.09.10

Updated by WirelessWire News編集部 on September 10, 2013, 14:09 pm JST

米国家安全保障局(National Security Agency:以下、NSA)による広汎な情報収集活動に関して、主要なスマートフォンのユーザーデータも収集の対象となっているとする可能性が新たに浮上している。

独Spiegelが報じたところによると、NSAはアップル(Apple)のiOS端末、グーグル(Google)のAndroid OSを採用する各メーカー製端末、それにブラックベリー(BlackBerry)製端末など、主要なOSで動くスマートフォン内にあるユーザー情報を収集できる手段を秘密裏に開発し、実際に連絡先情報やSMSのメッセージ、メモや位置情報などを取得した例もあるという。

またSpiegelが入手した機密書類によれば、NSAでは各OSごとに情報収集のためのワーキンググループを設けており、たとえばiPhoneの場合にはデータの同期に使われるPC経由で複数の種類のデータを集めることが可能になっているという。

さらに従来セキュリティ機能の高さを売り物としてきたブラックベリーのメールシステムについても、NSAはデータ収集の手法を開発しているという。なお、ブラックベリーはSpiegelに対し、NSAのために自社のプラットフォームやサーバーに「バックドア」を設けることはしていないとする声明を出している。またSpiegelは、NSAによるスマートフォン情報の収集について、主に特定の個人を対象にした者で、スマートフォンメーカー各社は関与していないとしている。

この話題を採り上げたThe Vergeでは、NSAがiPhoneへのアクセスを遠隔で行うことができるのか、実際に同期に利用されるPCに物理的にアクセスする必要があるかなどはわかっていないとした上で、後者の場合、端末内のデータへのアクセスは比較的容易だとしている。

NSAによる広汎な情報収集・分析活動は、6月はじめに実態の一部が明かされて以来論争の的となってきているが、スマートフォンに焦点を当てた話が表に出たのは今回が初めて。また先日には、NSAや英GCHQが進めてきた暗号解読の取り組みにより、HTTPSやSSLなどネット上で頻繁に使われている暗号化技術の大半を無効化する手法が開発されていたことが明らかになり、一部で注目を集めていた。

【参照情報】
Privacy Scandal: NSA Can Spy on Smart Phone Data - Spiegel
NSA can reportedly tap smartphone users' data - CNET
NSA can reportedly access secure BlackBerry email, 'tap' other smartphones - The Verge

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