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AT&T、携帯電話加入者の追跡プログラム実験をひとまず終了

2014.11.17

Updated by WirelessWire News編集部 on November 17, 2014, 09:51 am JST

米通信大手のAT&Tが、携帯電話加入者のウェブアクセス履歴や位置情報などの情報を収集するためにユニークIDをトラフィックに埋め込んでいるとして問題になっていた件で、同社がこの追跡プログラムの実験を終了したという。ProPublicaが現地時間14日に報じた。

この問題は、AT&Tやベライゾン・ワイアレス(Verizon Wireless:以下、ベライゾン)が、加入者からウェブサイトへ送られたページリクエストに識別用IDを挿入し、ユーザーがどのサイトにアクセスしたかなどがわかるようにしていたというもの。両社はいずれも収集したデータを匿名化した上で外部の広告配信事業者などに提供していたが、それに対して消費者保護団体などからは、ユーザーのプライバシー侵害につながるおそれがあるなどとして批判の声が上がっていた。また、加入者が同プログラムからのオプトアウトした後でも、IDを使った行動追跡を止められないことも問題視されていた。

ProPublicaによれば、AT&Tの広報担当者はこのプログラムの実験が完了したとし、自社のネットワークからID挿入の仕組みを取り除いたことを認めたいっぽう、今後も加入者の追跡情報から得た情報を販売するプログラムを改めて実施する可能性はあるとしており、その場合には加入者が広告プログラムからのオプトアウトを選べるようにする予定としている。いっぽう、ベライゾンの広報担当者は自社の追跡プログラムが現在も続いているとしているという。

【参照情報】
AT&T Stops Using Undeletable Phone Tracking IDs - ProPublica
AT&T ends controversial tracking of wireless customers - The Verge
AT&T Stops Using Invasive 'Perma-Cookies,' But It May Turn Them Back On - Wired

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