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スプリント、トライバンドLTEサービス「Spark」と対応端末を発表

2013.10.31

Updated by WirelessWire News編集部 on October 31, 2013, 12:31 pm JST

スプリント(Sprint)は米国時間30日、800 MHz、1900 MHz、2.5 GHzの3つの周波数帯を利用する新しいLTEサービス「Spark」と、このサービスに対応するスマートフォン4機種を発表した。

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Sparkについてはニューヨーク、ロサンゼルス、シカゴ、タンパ、マイアミの5都市で同日からサービスの提供を開始。また同サービスに対応する「Samsung Galaxy S4 Mini」「Samsung Galaxy Mega」「LG G2」を11月8日から発売し、年内には「HTC One max」も投入する。

「Spark」では、旧ネクステル(Nextel)の800MHz、1900MHzに加え、旧クリアワイヤ(Clearwire)保有していた2.5GHzの周波数帯を利用するTD-LTE方式のネットワークも併用することで、下りの通信速度が平均50Mbps〜60Mbpsという高速な無線通信サービスを提供するとしている。同社が保有する2.5GHzの周波数帯は多くの大都市圏で100MHz以上にもなることから同社の既存LTEサービス(1900MHzを使ったFD-LTE方式。上りと下りに各5MHzの周波数帯を割り当て。通信速度は理論値で最大37Mbps)の速度をはるかに上回る通信サービスの提供が可能になると、この話題を取り上げたGigaOMでは記している。

The Vergeによると、スプリントではSparkの展開予定について、2014年中にカバー人口1億人を目標とし、その後3年間で100を超える都市圏に広げたい考え。この点に関し、スプリントは800MHzと1900MHzのFD-LTE網で広い地域をカバーしつつ、大量のトラフィックが発生する都市圏では2.5GHz帯のTD-LTE網を集中的に展開することになるとGigaOMは指摘している。

また、スプリントのダン・ヘッセ(Dan Hesse)CEOはこの日、シリコンバレーにある同社のラボで、将来的に1Gbps〜1Gbps(理論値)の超高速通信も実現可能なLTE-Advanced技術(参考情報)のデモを行った。ただしこちらの展開時期はいまのところ未定だという。

なお、GigaOMではベライゾン・ワイアレス(Verizon Wireless)が多くの年で40MHzの周波数帯を使った新しいLTE網の展開にすでに着手しており、ニューヨークの一部では下り80Mbps程度の通信速度が記録されたという話などを引きながら、スプリントとの競合が激化するとの見方を示している。

また、TD−LTE網の構築については、スプリントと従来から取引のあったサムスン(Samsung)、アルカテル・ルーセント(Alcatel-Lucent)の2社に加えて、ノキア(NSN)も参加。これまで北米市場であまり実績のなかったNSNにとってこれは重要な一歩だとGigaOMは述べている。

【参照情報】
Tri-band smartphones arrive Nov. 8 - Sprint
What's igniting Spark? A look inside Sprint's super-LTE network - GigaOM
Sprint unveils Spark, its ultra-fast 1Gb wireless service - CNET
Sprint Announces Spark - Its Tri-Band LTE Network - AnandTech
Sprint's 'Spark' technology enables cellular data speeds of up to 60Mbps - The Verge

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