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モトローラ、新興市場向けの新型スマートフォン「Moto G」を発表

2013.11.14

Updated by WirelessWire News編集部 on November 14, 2013, 14:11 pm JST

グーグル(Google)傘下のモトローラ(Motorola)から新興市場向けの新型スマートフォン「Moto G」が米国時間13日に発表された。ノキア(Nokia)の「Asha」や、各社のFirefox OS搭載スマートフォンなどと競合する製品とThe Vergeでは紹介されている。

「Moto G」の価格は通信事業者との長期契約なしで179ドルから。仕様については、OSがAndroid 4.3(「Jelly Bean」/ver. 4.4「KitKat」への対応予定あり)、4.5インチのTFT液晶ディスプレイ(720p)、クアルコム(Qualcomm)「Snapdragon 400」クァドコアプロセッサ、1GBのRAM、8GBもしくは16GBの内蔵メモリー、5メガピクセルの背面カメラ/1.3メガピクセルの前面カメラ、2070mAhのバッテリーなどとなっている。なお、LTEには非対応で、上位機種「Moto X」で提供されている「Active Notifications」「Quick Capture」「Touchless Control」なども付属しない。

Moto Gは同日からブラジルと欧州の一部の国で発売となり、今後他のラテンアメリカ諸国や、欧州、カナダなどでも発売になるという。

AllThingsDによると、同社のデニス・ウッドサイド(Dennis Woodside)CEOはこの価格帯の端末発売に踏み切った理由について、「この業界はこれまで、携帯電話に決して600ドルも払わない50億人のことをないがしろにしてきた」と説明したという。なお、グーグルは先頃、主に新興市場のユーザーを意識したAndroid OSの最新バージョン(ver. 4.4)「KitKat」をリリースしていた。

The Verge ではMoto Gの印象として、各社の最上位機種とは比較にならないが、一般的なユーザーにとっては十分な性能と機能をもち、価格以上にしっかりとした製品などと記している。

【参照情報】
Motorola announces the $179 Moto G, a lot of smartphone for not a lot of money -  The Verge
Motorola CEO Dennis Woodside on How the $179 Moto G Can Change the Low-End Smartphone Game - AllThingsD
Motorola Unveils Lower-Priced Moto G Amid Sluggish Sales - Bloomberg

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