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ファーウェイ、米通信機器市場からの撤退を決定 - 創業者が言明

2013.12.04

Updated by WirelessWire News編集部 on December 4, 2013, 12:40 pm JST

ファーウェイ(Huawei Technologies)の創業者でCEOを努めるレン・ジェンフェイ(Ren Zhongfei、任正非)氏が先ごろ、自社製品に対するサイバーセキュリティの問題が取りざたされている米国通信機器市場からの撤退を決めたことを、フランスのニュースサイトLes Echosとのインタビューのなかで明らかにしたという。

レン氏はインタビューのなかで、「ファーウェイが米中両国間の貿易の障害になっているなら、米通信機器市場でビジネスを行うのは割りに合わない」と語り、「米中の板挟みにならないよう、われわれは米市場からの撤退を決めた」などと述べたという。

この件については、昨年10月に米下院諜報委員会(U.S. House of Representatives' Intelligence Committee)が、ファーウェイおよびZTEの製品に米国の安全保障を脅かす可能性があるとする調査報告を発表。同委員会は、携帯通信事業者各社に対し、両社との取引を取りやめるよう勧告していた。ただし、その後ホワイトハウスからは、独自に行った調査の結果、そうした懸念を裏付ける具体的な証拠は見つからなかったとの発表も出されていた。

いっぽう、ジェンフェイ氏は同社の携帯端末事業については、「われわれの携帯電話は米国でかなり売れている」とし、「ソフトウェアが米国製である以上、彼らはわれわれの携帯電話にもセキュリティ上の問題があるとは言えないだろう」と語った。ファーウェイは現在、多くのスマートフォンでAndroid OSを採用している。

CNETによれば、ファーウェイの広報担当者は「われわれは今後も既存の顧客や従業員、投資やオペレーション、米国における10億ドル以上の売上にコミットしていく」とし、「顧客の要望や政府当局の許可に応じて、さらなる競争や革新的ソリューションを提供ができる体勢を維持していく」と話したものの、レン氏の発言については明言を避けたという。

米国の通信機器市場からは閉めだされているファーウェイだが、中国本土や欧州、アフリカ、中東などの各市場では依然として成長を続けている。調査会社ABIリサーチ(ABI Research)によれば、ファーウェイは2013年第3四半期、全世界のRAN市場で28.1%のシェアを獲得し、業界首位に立ったとFierce Wirelessは記している。

【参照情報】
Huawei reportedly decides to abandon the US market - CNET
Huawei founder reflects on career, philosophizes about pig farming - ZDNet
Report: Huawei CEO says company has exited U.S. network gear market - Fierce Wireless
Huawei Holds #1 Position, NSN and Alcatel-Lucent Trade Rank, and Samsung Gains in Q3 2013 RAN Market, Says ABI Research - Fierce Wireless

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