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EU、モバイル端末用充電ケーブルの規格統一で前進

2013.12.20

Updated by WirelessWire News編集部 on December 20, 2013, 12:18 pm JST

スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末で使われる充電ケーブルの規格統一を目指す欧州連合(EU)で、このための指令(directive)の暫定案が承認された。2017年をメドにメーカー各社に対して、統一規格採用が義務づけられる可能性が高まったという。

EUでは数年前から、ゴミとして捨てられるケーブルの削減や、商品パッケージの小型化による配送料の低減を目的に、充電ケーブルの規格統一に向けた動きを進めてきている。EUでは今回、欧州議会議員(Members of European Parliament、MEP)と閣僚理事会(Council of Ministers)とがこの指令の暫定案に合意し、今後は欧州議会などによる採択を経て、早ければ2014年3月にも正式な指令が成立することになるという。

EU加盟各国では、指令成立後2年以内に準拠する規定を自国の法律に盛り込むことが求められている。また端末メーカー各社には3年間の猶予期間が与えられることになる。そのため、指令が実際に効力を持つのは2017年となる見通しだという。

モバイル端末メーカーの間では、Android陣営の各社がUSBベースのケーブル採用を進めるいっぽう、アップル(Apple)では昨年発売したiPhone 5から独自の「Lightningコネクタ」をバンドルしてきている。このことから、欧州で統一規格の採用が義務づけられた場合、同社に対する影響がもっとも大きくなりそうだという。

この話題に触れたGigaOMでは、EU当局が3年ほど前にメーカー各社に示した覚え書きのなかで、マイクロUSB規格を採用するか、もしくはアダプターをバンドルすることを求めていたとした上で、新たなルールのなかに同様の選択肢が盛り込まれることになるかどうかは不明と記している。また具体的な規格については、今月初めに発表された「USB Type-C」になる可能性が高いなどとしている。それに対し、QUARTZでは2017年までまだ随分と時間があるため、その間に技術的な変化や法制化の遅れなど、さまざまなことが起こり得るなどと述べている。

【参照情報】
Common charger for all mobile phones on the way - European Parliament
Europe's set to mandate common phone chargers -- so where does this leave Apple? - GigaOM
The EU just came one step closer to mandating a common charger for cell phones - QUARTZ

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