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サムスン、成長に急ブレーキ - 第4四半期、モバイル端末売上が伸び止まり

2014.01.24

Updated by WirelessWire News編集部 on January 24, 2014, 18:46 pm UTC

サムスン(Samsung)の2013年第4四半期決算が韓国時間24日に発表され、同社の稼ぎ頭である携帯通信端末事業で、成長に急ブレーキがかかったことが明らかになった。

利益全体の約3分の2を稼ぎ出す携帯通信端末部門では、同期の営業利益が前年並みの5兆4700億ウォン(約50億7000万ドル/1ウォン=0.001ドル、0.0958円)に留まり、第3四半期に記録した6兆7000億ウォンから18%減少。またこの影響がディスプレイ事業にも及び、テレビ製品の売上低迷なども手伝った結果、同部門の営業利益は1100億ウォンと90%も減少したという。

一方、自社製品以外にアップル(Apple)などへの部品供給などもある半導体部門では、営業利益が1兆9900億ウォンと、前年同期の1兆4200億ウォンから大幅に増加。そのほか、全体ではウォン高の影響や特別ボーナスの支給(8000億ウォン)といった一時的な要因が重なったことから、同期の純利益は7兆3000億ウォンとなり、前年同期比の成長率は3.7%と第3四半期の25.6%を大きく下回ったという。

携帯通信端末事業については、BloombergとReutersがそれぞれ主力機種の現行モデル「Galaxy S4」の売上が予想に達しなかったことなどを不振の原因として挙げている。また具体的な端末出荷台数などは明かされていないが、この点についてWSJでは8500万〜8700万台とするアナリストの推定値が紹介されている。また、営業利益率が前年同期の17.8%から同期には16%まで低下していることから、出荷台数で上位機種の販売鈍化を低価格製品の増加が補うといったここしばらくの傾向が続いた可能性もある。

サムスンでは「Galaxy S4」の発売からすでに9ヶ月以上が経過し、春先と予想される次期モデルの発売までにはもうしばらく待たなくてはならない状況。さらに秋口からの「iPhone 5s」との競合激化に加え、出荷台数シェアで全体の約3割を握るとされる中国市場でも、レノボ(Lenovo)をはじめとする中国メーカーの追い上げにあい、低価格帯でも競争圧力が高まっているとされている。また今回、これまで膨大な金額を投じてきたマーケティング関連予算の圧縮も示唆されていることから、携帯端末関連分野では製品・サービス自体の差別化などに加え、販売面でも新たな施策が求められることも予想される。

【参照情報】
Samsung Profit Drops as New IPhones Win Sales, Won Gains - Bloomberg
Samsung Electronics fourth-quarter profit sags - Reuters
Samsung Profit Growth Slows Sharply - WSJ

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