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サムスン、Android OSのUIカスタマイズでグーグルに歩み寄りの動き(Re/code報道)

2014.01.30

Updated by WirelessWire News編集部 on January 30, 2014, 13:09 pm UTC

Android端末のユーザーエクスペリエンスをめぐって、グーグル(Google)とサムスン(Samsung)の間で新たな合意を結ぶ動きが進んでいるという。Re/codeが情報筋の話として米国時間29日に報じた。

Re/codeによれば、両社の協議は今月ラスベガスで行なわれた「CES 2014」期間中から始まっており、いまのところサムスンがこれまで方針を転換し、グーグルの要求に歩み寄る方向で話が進んでいるという。

サムスンは以前から、自社製Android端末に「Touch WIZ」という独自のインターフェイスを開発・採用してきている。また先のCES 2014では、最新タブレット向けに「Magazine UX」という新たなインターフェイスを発表していたが、「Flipboard」アプリや「Windows 8」のインターフェイスにも似たこのMagazine UXがとくにグーグル幹部らの不興を買ったことから、両社は話し合いを始めることになったとRe/codeは記している。

こうした動きを受け、サムスンはすでにMagazine UXの端末搭載見送りを検討し始めているほか、これまでに同社が独自開発した動画や音楽、メッセージングなどのアプリについても、自社製端末へのプリインストールをやめ、それぞれをグーグルのアプリに切り替える可能性が浮上しているという。

いっぽう、グーグルがどういった条件でサムスンの妥協を引き出したかは現時点では明らかになっていないが、Re/codeでは、両社が新たなNexus端末の共同開発など何らかの協力を行っていくことで合意した可能性があると指摘している。

グーグルとサムスンは米国時間26日に、両社が保有する特許や今後取得する特許の使用を相互に認める新たな契約を結んだことも報じられていた。今回の話題に触れたGigaOMでは、このクロスライセンス契約締結とUI関連での歩み寄り、さらに29日に発表されたモトローラ(Motorola Mobility)端末事業のレノボ(Lenovo)への売却とをあわせて、グーグルにとってはAndroid関連でここ数年最大の課題となっていたサムスンとの関係修復がほぼ完了することになると指摘している。

さらに、ノキア(Nokia)のモバイル端末事業を買収することになったマイクロソフト(Microsoft)でも、OS提供先である各メーカーとの利害衝突の懸念を払拭するために、いずれはグーグルと同様の決断を迫られることになる可能性もあるとGigaOMは記している。

【参照情報】
After Google Pressure, Samsung Will Dial Back Android Tweaks, Homegrown Apps - Re/code
Google and Samsung may finally agree on what Android should look like
- The Verge
Report: Samsung to 'hold the TouchWiz' on future Android devices? - GigaOM
With Motorola sale and Samsung peace, Google finds practical exit to an unconventional (and expensive) deal - GigaOM

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