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マイクロソフト、サトゥヤ・ナデラ氏のCEO就任を発表 - ビル・ゲイツ氏は「技術顧問」に

2014.02.05

Updated by WirelessWire News編集部 on February 5, 2014, 17:17 pm UTC

マイクロソフト(Microsoft)が米国時間4日、新たなCEOにサトゥヤ・ナデラ(Satya Nadella)氏を任命。また共同創業者のビル・ゲイツ(Bill Gates)氏が取締役会会長の座を退き、新たに技術担当アドバイザーとなることも明らかにされた。

ナデラ氏は1967年インド生まれで現在46歳、マイクロソフトには22年間勤め、Officeのビジネス部門や検索エンジンBingの開発など、複数の部門で経験を積んできた。また、同社のクラウドビジネスの刷新を進め、サーバーおよびツール部門の収益向上に貢献、従来のクライアントサーバー型ビジネスからクラウドビジネスへのスムーズな移行を可能にした立役者とされる。同氏について「マイクロソフトという巨大かつ複雑な組織の動かし方を熟知している人物」「いわゆるポストPC時代が到来していることを認識」「新しいものに対する好奇心が旺盛」まどとする関係者の見方を載せた媒体もある。

一方、先ごろ会長退任の可能性が一部で報じられていたゲイツ氏は、新たに技術担当アドバイザーの立場から、同社の製品開発などに積極的に関わっていくことになるという。この点については、ゲイツ氏が早い段階からナデラ氏を次期CEO候補として推していたことや、同氏の指導・助言を期待するナデラCEOの意向を受けたものとの指摘もみられる。

新しい会長には、社外取締役のひとりで新CEO選びの責任者も務めていたジョン・トンプソン(John Thompson)氏が就任するが、この会長交代については、新CEOが結局マイクロソフトの現役幹部に決まったことに加え、CEOを退任するスティーブ・バルマー(Steve Ballmer)氏も取締役として残ることから、思い切った戦略変更や企業風土の刷新が望めないのではないかなどとする株主などの見方に配慮した結果とする指摘もある。トンプソン氏は、昨年バルマー氏が打ちだした大規模な組織再編について、計画の実行を先倒しして進めるよう強い圧力をかけた人物とされ、そうした取締役会からの圧力が予想外の退任発表につながったとする話も報じられていた。

またマイクロソフトでは3月に、ヘッジファンドのバリューアクト(ValueAct)社長、メイソン・モーフィット(Mason Morfit)が新たな社外取締役となる可能性も高く、こうした株主対策の難しい局面では、ゲイツ氏よりもトンプソン氏のほうが適任といった指摘もある。


[Satya Nadella: His first interview as CEO of Microsoft]


[Bill Gates welcomes Satya Nadella as Microsoft CEO]


[Steve Ballmer welcomes Satya Nadella as Microsoft CEO]


[Microsoft Chairman John Thompson on CEO Satya Nadella]

【参照情報】
Microsoft's new CEO is Satya Nadella - The Verge
Microsoft names Satya Nadella new CEO - CNET
Microsoft Names New Chief; Gates to Be Adviser - NYTimes
Ready for Their Close-Ups: Nadella, Gates, Ballmer and Thompson Do YouTube on CEO Pick (Video) - Re/code
Ballmer on Ballmer: His Exit From Microsoft - WSJ
Microsoft's New Director Plans to Seek Windows-Sales Redo - Bloomberg

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