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KDDI、「災害用大ゾーン基地局」を首都圏に10局設置し運用開始

2014.03.05

Updated by Naohisa Iwamoto on March 5, 2014, 17:19 pm UTC

KDDIは2014年3月5日、大規模災害が発生したときに携帯電話サービスを継続して提供できるようにするため、「災害用大ゾーン基地局」を導入したと発表した。4G LTEに対応した大ゾーン基地局で、首都圏で運用を開始した。

首都直下地震への対策を主にしたもので、2013年4月から設置を開始して2014年2月26日に首都圏エリアをカバーする全10局の設置が完了した。KDDIによれば、LTEに対応した災害用大ゾーン基地局の導入は国内初という。災害用大ゾーン基地局は、災害時にだけ利用する特殊な基地局。1局で半径約7kmという広いエリアをカバーし、災害で通常の基地局や通信網が利用できなくなった際に通信インフラを確保する。音声通話だけでなく、4G LTEおよび3Gによるデータ通信も可能な設計になっているという。

大ゾーン基地局は、耐震構造の建物や鉄塔に設置するほか、長時間稼働できるバッテリー、光ファイバーによる有線回線と無線という複数の伝送路を備え、災害時にもサービス提供が可能になるような信頼性を確保した。災害発生時には、緊急通報や災害時優先電話を優先的に接続する。

【報道発表資料】
4G LTEに対応した「災害用大ゾーン基地局」の導入について

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。