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ルワンダのソーシャル・エデュケーション

2014.04.14

Updated by Kenji Nobukuni on April 14, 2014, 17:00 pm UTC

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(cc) Image by One Laptop per Child

中部アフリカのルワンダでアメリカのフェイスブックなど複数企業が提携して学生向けサービスを提供している。ソーシャルエデュ(SocialEDU)によってルワンダの学生はアメリカなど各国の有名大学が作った講座、edXMOOCsに無料でアクセスできる。スマートフォンはノキアが、アプリはフェイスブックが、インターネット接続はAirtelがそれぞれ提供する。

ソーシャルエデュは、無料のコンテンツ、無料のデータ通信、安価なスマートフォン、ローカライズされたソーシャルな学習経験を政府のサポートで提供しようというもので、ハーバード、MIT、UCバークレー、デルフト工科大学、チューリッヒ工科大学などの講座をアフリカに居ながらにして受けることができる。

ソーシャルエデュはInternet.orgという2013年8月に設立された組織が行っている取組の1つである。フェイスブックのほか、エリクソン、ノキア、オペラ、メディアテック、クアルコム、サムスンがファウンダーとなり、インターネットへのアクセス環境を持たない50億人(世界人口の3分の2)のため、各国の非営利団体や地域コミュニティーなどを巻き込んで環境整備を進めていくための国際的なパートナーシップ。日本企業の名前は見当たらない。

ルワンダではこれに呼応して大学内の無料WiFiを提供するため政府がSmart Kigaliというプログラムを推進し全国に拡げていく。単なるEラーニングではデータ通信量が膨大になるため、フェイスブック開発のアプリはソーシャルを活用した学習経験を作り出すことで、帯域の使用量を抑える工夫がなされているという。

【参照情報】
Internet.orgのプレスリリース
Internet.org launches SocialEDU initiative in Rwanda
Rwanda partners with Facebook

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信國 謙司(のぶくに・けんじ)

NTT、東京めたりっく通信、チャットボイス、NECビッグローブなどでインターネット関連の事業開発に当たり、現在はモバイルヘルスケア関連サービスの事業化を準備中。 訳書:「Asterisk:テレフォニーの未来