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「携帯電話で発展途上国の識字率向上」の可能性(UNESCO調査)

2014.04.25

Updated by WirelessWire News編集部 on April 25, 2014, 14:51 pm UTC

国連教育科学文化機関(UNESCO)は欧州時間23日、複数の発展途上国における携帯電話を利用した読書習慣に関する新たな調査結果を発表。調査対象となった国々での識字率や教育レベルの改善に携帯電話が貢献できる可能性があることが明らかになった。

UNESCOは、エチオピア、ガーナ、インド、ケニア、ナイジェリア、パキスタン、ジンバブエの7か国で、4000人以上を対象にこの調査を実施。具体的には、安価なフィーチャーフォン向けの電子書籍アプリなどを開発するNPO、ワールドリーダー(Worldreader)の提供するアプリのユーザーを対象として、アンケートと電話インタビューを行なったという。

その結果、モバイル端末で読書を始めたユーザーの62%以上が「読書の楽しんでいる」と答え、また約3分の1のユーザーが「モバイル端末を利用して子供に本を読み聞かせしている」と回答したという。さらに「子供向けの電子書籍が増えれば、それを使って読み聞かせしたい」と答えたユーザーの割合も3分の1に上ったという。

この調査では、対象となったユーザーの77%が男性であったが、モバイル端末を利用した読書時間は、1か月あたりの平均で女性が277分、対する男性は33分と、男女間で大きな開きがあったという。

UNESCOでは、識字能力のない人々の数が現在世界で7億7000万人に上り、また今回調査対象となった7か国の非識字率の平均は子供で20%、大人で34%としている。

同レポートをまとめたメンバーの一人であるUNESCOのマーク・ウェスト(Mark West)氏は、この調査結果について「モバイル端末が、途上国における教育改善に向けた、コストパフォーマンスの高い手段である可能性を示唆するもの」と述べているという。

【参照情報】
Cellphones ignite a 'reading revolution' in poor countries - The Verge
World Book Day: new UN report spotlights potential of mobile technology to advance literacy - United Nation
Reading in the Mobile Era - Unesco

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