台湾の国家通信放送委員会(NCC)が複数キャリアにLTEの提供を認め、2014年後半にもサービス開始が期待される中、当のNCCから機器調達について懸念が表明されたようだ。
台北時報などによるとオークションで周波数を獲得した6社の中の1社、國碁電子(Ambit Microsystems)が中国ベンダーのファーウェイ(華為技術)の基地局装置を導入する方針に対して、NCCが国家安全局などに導入の可否を検討するよう依頼したという。
現在、国家安全局が禁止しているのは、中国製通信装置のうち、コアネットワークに用いる装置群であって基地局は対象外だが、状況によっては導入に待ったがかかる可能性もある。
【参照情報】
・NCC enlists security agencies to review local use of Chinese telecoms equipment
・Taiwan may ban use of China-made 4G BTSs
・NCC gives top three firms 4G green light
・台湾で迫るLTEの開始 - キャリアやメーカーは早くも4G LTEの広告を展開
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