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ドコモ、M2M機器の通信機能を国内外で使えるようにする「eSIM」の提供を開始

2014.06.27

Updated by Naohisa Iwamoto on June 27, 2014, 21:31 pm UTC

NTTドコモは2014年6月27日、通信機能を備えた車両や建設機器などのM2M機器に組み込む「SIMカード」として、ドコモの電話番号だけでなく海外の通信事業者の電話番号も書き込める「eSIM」(Embedded Subscriber Identity Module)の提供を6月30日に開始する。

これまで、グローバルで販売するM2M機器は、海外の通信事業者の回線を利用するために、各国の通信事業者が提供する専用のSIMを組み込んで製造する必要があった。またM2M機器を異なる国に移して利用する場合も、SIMカードを入れ替えるといった作業が必要になった。今回提供を開始するeSIMは、ドコモ以外の海外の通信事業者の電話番号も書き込むことができるため、1種類のeSIMを機器に組み込むことでグローバル対応が可能になる。また利用する国が変わった際にも、SIMを交換することなく、eSIMの情報を書き換えるだけで済む。

今回のeSIMは、「docomo M2Mプラットフォーム」を利用する法人顧客向けのソリューションとして提供する。eSIMで利用できる海外の通信事業者の回線は、顧客の要望をヒアリングしながら海外通信事業者と協議を進めるという。ドコモは、移動通信分野の業界団体であるGSMAが2013年12月に公開したeSIM仕様の策定にも参画しており、eSIMの提供などを通じて国内外でM2M事業を展開する企業をサポートするとしている。

【報道発表資料】
M2M機器向けeSIMの提供を開始

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。