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ネスト、スマートホーム分野の開発者向けプログラム「Works with Nest」を発表

2014.06.25

Updated by WirelessWire News編集部 on June 25, 2014, 14:40 pm JST

グーグル傘下のネスト・ラボ(Nest Labs:以下、ネスト)は米国時間24日、新たな開発者向けプログラム「Works with Nest」を発表し、あわせて同プラットフォーム関連のAPIを公開した。同社のサーモスタット「Nest」や煙探知機「Protect」などの製品が、今後はさまざまな端末や自動車などと連携し、スマートホームのハブとしての役割を果たしていくことになるという。


[Works with Nest]

ネストによれば、同社はメルセデス・ベンツ(Mercedes-Benz)、大手家電メーカーのワールプール(Whirpool)、グーグル(Google)、ロジテック(Logitech)、ジョウボーン(Jawbone)、スマート照明のLIFX、ウェブサービス同士の連携サービスを提供するIFTTT、ガレージオープナーのチャンバーレイン(Chamberlain)などとパートナーシップを締結。これらの企業の一部製品では、ネスト製品との連携機能が早速提供されるほか、ワールプールやチャンバーレインの製品では、今秋にも連携機能が加わる予定という。

ネストではプラットフォーム公開により可能になる事柄として、以下の例を挙げている。

  • メルセデス・ベンツの自動車で帰宅中に、自宅までの所要時間を予測し、「Nest」のサーモスタットが事前に室内を調整する
  • 「Nest」の煙探知機が煙を探知した場合、連携するスマート照明の色を変えて問題の発生を知らせる
  • 「Nest」や「Protect」を、IFTTTのレシピで種々のSNSやウェブサービスと連携させる
  • ガレージの扉の開閉と「Nest」の空調調節を連携させる
  • 「Google Now」と「Nest」を組み合わせ、空調を音声やあらかじめ設定したルールに基いてコントロールする

The Vergeによると、これと同様のプラットフォームとして、クワーキー(Quirky)というベンチャー企業が開発・提供し、GEやハネウェル(Honeywell)、フィリップス(Philips)など15社が採用を進める「Wink」を紹介。またアップル(Apple)が今月のWWCで発表した「HomeKit」も挙げている。

【参照情報】
The Nest Developer Program is here. - Nest Labs
Nest wants anyone, even Apple, to start writing software for its products - The Verge
Google Makes Its Nest At The Center Of The Smart Home - TechCrunch
OK Google, crank the A/C: Nest announces new smart home API - Ars Technica

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