出会い系サイトのセルフィー(自撮り写真)で、なぜか猛獣、特に虎と一緒に移った写真を使う男性が増えているそうだ。「トラを手なずけられるほどの俺様ならデートするに値するし、君を手なずけてやるぜぃベイビー」という意図なのかどうか、とにかく、TinderやOKCupidなどのサイトで、トラに頬ずりする写真をアップする男性が大勢いた。さすがに一般人が動物園の檻に入るのは難しいが、サーカスの巡業やお祭りの際にトラに接するチャンスがあるらしい。
ニューヨーク州では6月下旬になって、トラをハグしたり叩いたり、とにかく触れたりしてはならないという法律が作られた。違反者には最高で500ドルの罰金刑まである。これによりTinderでトラとの自撮り写真が使えなくなるという報道がいくつもあった。しかしどうやらこの法律の狙いは州内で行われるサーカスの興行やお祭りでの危険行為が対象で、出会い系サイトの危険なプロフィール写真を禁止するためのものではないらしい。同州では過去15年間で7件の事故が発生しているという。
トラと写りたいニューヨーカーたちは一安心というところかも知れないが、トラと写ると魅力的に見えるかどうかという議論は未決着のままらしい。
【参照情報】
・Tinderでトラと写っている男性たち
・New York Banning Tiger Selfies As Tinder Dudes Weep
・No, New York Is Not Banning Tiger Selfies on Tinder
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