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分裂、監視、商業主義・・・ - ネットの未来に陰を落とす懸念材料(米調査レポート)

2014.07.07

Updated by WirelessWire News編集部 on July 7, 2014, 14:56 pm JST

米調査機関のピュー・リサーチセンター(Pew Research Center)が現地時間3日、インターネットの未来に関する新たなレポート「2014 Future of the Internet」を発表した。1400人以上のテクノロジー専門家を対象に行なわれたアンケート調査の結果をまとめたもので、インターネットの未来について考えられるさまざまな懸念事項が挙げられているという。

この調査では、たとえば「自由でオープンなウェブにとって最大の脅威になるのは何か」という記述式の質問に対して、大きく次の4つに分類される回答が寄せられたという。

  1. 安全保障や政治的コントロールの強化を目指す国家の動きが、情報の遮断や検閲を進め、インターネットの分裂を招く。
  2. 政府や企業による監視体制がますます強くなる。また政府や企業に対する人々の信頼が失われる。
  3. インターネットでは、ネットワークの構造部分から情報の流れまであらゆるものが商業主義の影響を受け、これまでのほぼオープンな構造が失われる。
  4. 情報過多を解消しようとする動きが、逆にコンテンツ共有の弊害になる。

ただし、回答者の全員が必ずしも悲観的な見方をしているわけではなく、たとえば「2025年までに人々がオンラインコンテンツを取得・共有する方法が悪化したり、妨害されるような大きな変化が起こるか」という質問に対しては、「Yes」と答えた人が35%に対し「No」の回答者が65%と、楽観的な見方をしている人のほうが多かった。ただし、回答者のなかには「YesとNoの両方を選択したかった」とする者もあり、「No」と答えた人のなかにも、自らの回答について「予想というより希望的観測」とした者も交じっていたという。

【参照情報】
Net Threats - Pew Research Center
Here's what's most likely to kill the free internet by 2025 - The Verge
They Have Seen the Future of the Internet, and It Is Dark - NYTimes

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