グーグル、サムスン、ARMら7社、IoT関連の新無線規格「Thread」を発表
2014.07.16
Updated by WirelessWire News編集部 on July 16, 2014, 19:36 pm JST
2014.07.16
Updated by WirelessWire News編集部 on July 16, 2014, 19:36 pm JST
グーグル傘下のネスト・ラボ(Nest Labs:以下、ネスト)、サムスン(Samsung)、チップメーカーのARM、フリースケール(Freescale)などのあわせて7社が、省電力の新たな無線ネットワーク規格である「Thread」を米国時間15日発表。「モノのインターネット」("Internet of Things"、IoT)」に関連する家電製品やモバイル端末の連携用に同規格を利用していく考えを明らかにしたという。
Threadは、メッシュネットワーク技術を利用したネットワーキング・プロトコルで、IPv6にも対応。また、同規格は既存の無線通信規格のZigBee(802.15.4)に基づくもので、Zigbeeに対応する端末であれば、無線ハードウェアのアップデートで容易に対応可能だという。
Threadに対しては、上記の4社ほかイエール・セキュリティ(Yale Security)、ビッグ・アス・ファンズ(Big Ass Fans)、シリコン・ラボ(Siricon Labs)の対応の予定。また2015年半ばからは対応製品の認証作業も始まることになるという。
なお、家庭向けのIoT関連分野では、クアルコム(Qualcomm)が主導するAllSee Allianceやインテル(Intel)、サムスン(Samsung)、ブロードコム(Broadcom)などが設立した「Open Interconnect Consortium」(OIC)などの標準化団体も、それぞれ技術の開発や普及を進めている。
【参照情報】
・Nest and Samsung launch Thread, a wireless mesh standard for the smart home - GigaOM
・Google, Freescale Backing Yet Another Internet-of-Things Standard Effort - Re/code
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