センシーボ(Sensibo)は自宅の普通のリモコン操作式の空調をスマートエアコンに変える装置。配線工事は不要。エアコンに「貼りつける」だけで使うことができる。
センシーボには湿度センサー、照度センサーなどに加えてiBeaconのプレゼンス・センサーが搭載されているので、室内に人がいない時にはエアコンのスイッチをOFFにするなどの設定も可能。スマートフォン(iOS、Android)で自宅のエアコンを遠隔操作できるようになるので、帰宅前に室温を下げておくこともできる。スイッチを切り忘れて部屋を出た場合にも外から切ることができる。
こうした機能は省エネにつながるらしく、開発者によればエアコンの電気代が最大4割削減できるそうだ。サーモスタットのNestにせよセンシーボにせよ、遠隔で操作できる楽しみもさることながら、無駄なエネルギー消費を抑えられることが歓迎されているらしい。ちなみにスマホ以外にもPebbleというスマートウォッチからも操作できる。
センシーボの開発チームはイスラエルにいて、クラウドファウンディングのIndiegogoでの資金調達に成功している。コントロールユニットをネットにつなぎ、エアコンにポッドと呼ばれる丸いデバイスを「貼りつけ」る。コントロールユニットとポッド1台のセットで159ドル。ポッド単体は80ドル。出荷は2015年1月の予定。
【参照情報】
・Sensiboのウェブサイト
・Indiegogoのページ
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