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楽天グループ、音声付きの格安SIMが月額1250円からの「楽天モバイル」を開始

2014.10.29

Updated by Naohisa Iwamoto on 10月 29, 2014, 21:34 pm JST

楽天グループの通信子会社であるフュージョン・コミュニケーションズは2014年10月29日、音声通話機能付きの格安SIMサービス「楽天モバイル」を開始したと発表した。最も安い「ベーシック」プランは月額1250円で、音声通話と最大200kbpsのデータ通信が可能。サービスに対応するSIMロックフリー端末の第一弾として、「ZenFone 5」(ASUS JAPAN)を採用したこともアナウンスした。

楽天モバイルは、NTTドコモのLTEネットワークを利用するMVNOサービス。格安SIMで一般的なデータ通信専用のサービスはラインアップせず、音声通話付きのサービスだけを提供する。格安SIMカード単体の提供と、SIMロックフリー端末とのセットの提供の2種類を用意した。

サービスのプランは高速データ通信が可能な容量などにより、4種類を提供する。1250円と最も月額料金が安い「ベーシック」は、高速データ通信容量を含まず、最大200kbpsのデータ通信を利用できるもの。ベーシック以外の3プランには、最大150MbpsのLTE高速データ通信が利用できる容量が含まれる。月額1600円の「2.1GBパック」は、2.1GBまでの高速データ通信の利用が可能。「4GBパック」は4GBまでの高速データ通信が可能で月額2150円、最も大容量の「7GBパック」は7GBまでの高速データ通信が可能で月額2960円となる。大手キャリアの新料金プランでは、国内の通話がかけ放題になるとはいえ2GBまでのデータ通信で月額6500円がかかるので、楽天モバイルにより低料金でスマートフォンを運用する選択肢が増えることになる。

携帯電話の通話料金は20円/30秒と、格安SIMとしては標準的。セットで提供するスマートフォン端末には、楽天の子会社であるバイバー・メディアの無料通話・メッセージアプリ「Viber」、フュージョン・コミュニケーションズが提供する格安電話サービス「楽天でんわ」のアプリがプリインストールされている。これらを使うことで、通話料金も含めた月額料金を引き下げて利用できるようになるという。

セットで提供する端末は、10月28日にASUS JAPANが国内での発売を発表した「ZenFone 5」。5インチのHD(1280×720ドット)液晶に、1.2GHzのクアッドコアCPUを搭載し、Android 4.4.2の上で動作する。日本語入力には、ジャストシステムの「ATOK」を入力するなど、日本市場向けの使い勝手も高めた。端末価格は2万6400円で、24回の分割支払いも対応する予定だ。端末の提供は11月8日を予定している。

【報道発表資料】
楽天グループ、携帯電話サービスに本格参入 「楽天モバイル」を提供開始

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。