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米ティーンエイジャーの間でフェイスブック離れが加速(米Piper Jaffray調査)

2014.10.10

Updated by WirelessWire News編集部 on October 10, 2014, 12:49 pm JST

米証券会社のパイパー・ジャフレイ(Piper Jaffray)が先ごろ、ティーンエイジャーのソーシャルネットワーク利用などに関する新たなレポートを発表。同世代によるフェイスブックの利用者数が大きく低下しつつあることが明らかになったという。

パイパー・ジャフレイは、性別や家庭所得で分けた13〜19歳のティーンエイジャーグループ計7200人を対象にこの調査を実施。その結果、フェイスブックを利用したと答えた回答者の割合は、2014年春の72%から同年秋には45%まで低下したことが明らかになった。

この利用者急減の理由についてはっきりした原因は示されていないが、この和田を採り上げたWashington Postでは、同サービスのユーザーのなかに親の世代など年配者も多いこと、ティーン世代が過度な情報共有や内輪もめなどを嫌悪していることなどを指摘している。

いっぽう、フェイスブックが買収したインスタグラム(Instagram)は利用率が69%から76%に増加。また、Twitter(63%→59%)やPinterest(21%→22%)、Tumblr(21%→21%)などではほぼ横ばいもしくはやや減少となっている。なお、近年若者の間で人気を集め、最近では評価額100億ドルの声も聞かれるSnapchatに関する数字は見当たらない。

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[Washington Post]

フェイスブックについては、同サービスをニックネームでも利用できる新たなモバイルアプリを開発しているとする話が先ごろ報じられていた。今回の調査結果を考えあわせると、フェイスブックがユーザー離れを食い止めるための対抗策として新たなアプリの開発を進めているとも考えられるという。

このほか、同レポートでは、アップルが先ごろ発表した「iWatch」についても調査を行ったが、同世代でこの端末に関心を持っている人の割合は現時点で16%にとどまったという。

【参照情報】
Teens are officially over Facebook - Washington Post
Teens Are Abandoning Facebook, According To A New Survey -
Zuckerberg was smart to acquire Instagram, as teens abandon Facebook for it - Marketing Pilgrim

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