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運転中に話すと危険

2014.11.10

Updated by Kenji Nobukuni on November 10, 2014, 10:00 am UTC

AAA NewsRoom
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カーナビなどの車載器を運転中に目で見て手で操作するのは危険だ。同じ理由で運転中に携帯電話でメールしたり、テキストメッセージを読むのも危険だ。そこで各国のメーカーが考えたのが、音声認識を使った音声コマンドによる操作だ。手はハンドルに置いたまま、目は前方に向けたままで、声でラジオ局を変えたり、カーナビの目的地を設定したり、テキストメッセージを送受信したり、電話をかけたり受けたりすることができれば安全だということだ。

しかし、AAA(アメリカ自動車協会)の交通安全財団がユタ大学と共同で行った研究の結果、「ハンズ・フリー」は「リスク・フリー」ではないことが分かった。

現行の音声アクティベート・システムの多くはエラー率が高い上に複雑なので、音声コマンドで操作するために集中力が必要となってしまう。そのため相対的に運転操作への注意が散漫になってしまうのだという。音声認識の精度が低かったり、予期しない反応があったりすると、運転中でも機器の操作に注意を奪われてしまうということだろう。

AAAは、音声コマンドの利用をなるべく控えた方がよいと言っているようだ。音声コマンドによる操作は停車中に練習して、コツを十分に飲み込んでから運転する方が安全かもしれない。

【参照情報】
AAA(アメリカ自動車協会)のプレスリリース
The Dangers of Talking to Your Car
AAA: Talking to your car can be dangerous

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信國 謙司(のぶくに・けんじ)

NTT、東京めたりっく通信、チャットボイス、NECビッグローブなどでインターネット関連の事業開発に当たり、現在はモバイルヘルスケア関連サービスの事業化を準備中。 訳書:「Asterisk:テレフォニーの未来