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侵入者を聞き分ける繭

2014.12.10

Updated by Kenji Nobukuni on December 10, 2014, 11:30 am UTC

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赤外線や、業務用などでは超音波も使って人が近づいたことを検知する人感センサーは自動ドアや住宅の玄関、ガレージなどに使われているが、Cocoon社(ロンドン)の同名のCocoon(繭)という名のホーム・セキュリティ・システムは、人感センサーにカメラからの映像とマイクで拾う音を併用して不審者の侵入を検知するセキュリティ・システムである(399ドル)。筐体は野球の硬式ボールよりも少し直径の大きな球形に近く、落ち着いたデザインである。

Cocoonの「耳」はインフラサウンド、すなわち可聴音よりも低い周波数(20Hz以下)も聞いているのだが、これを同社ではSUBSOUND技術と呼んでいる。この技術はデバイスを置いた部屋だけでなく家全体の音を1台で拾うので、カメラやセンサーを各部屋に設置する必要はない、

Cocoonは音によって異常を判別するために、日常の音か、異常な音かを聞き分け、異常な場合はスマートフォンに通知を出す。留守宅でペットが歩く音を立てるたびに警報が出ては、おちおち仕事もしていられないが、Cocoonは初めての「異常」音には反応して持ち主にアラートを出し、カメラの映像などから持ち主が「異常なし」と判断すると、以後は同じ音を聞いてもアラートは出さない学習機能があるようだ。

CocoonはIndiegogoの資金調達に成功しており、2015年の第4四半期からの出荷を目指している。

【参照情報】
CocoonのIndiegogoのページ
Cocoonのウェブサイト
Cocoon puts an ear to the ground, uses 'infrasound' to detect home intruders

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信國 謙司(のぶくに・けんじ)

NTT、東京めたりっく通信、チャットボイス、NECビッグローブなどでインターネット関連の事業開発に当たり、現在はモバイルヘルスケア関連サービスの事業化を準備中。 訳書:「Asterisk:テレフォニーの未来

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