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【MWC 2015】ソニーモバイル、10.1インチで400g以下のXperia Z4 Tablet、ミッドレンジのXperia M4 Aquaを発表

2015.03.03

Updated by Naohisa Iwamoto on March 3, 2015, 08:44 am JST

ソニーモバイルコミュニケーションズは、スペイン・バルセロナで開催中のMobile World Congress 2015(MWC 2015)で、一層の軽量化を進めた10.1インチタブレット「Xperia Z4 Tablet」と、スーパーミッドレンジと称するスマートフォン「Xperia M4 Aqua」を発表した。

20150302_sony001.jpgXperia Z4 Tabletは、2014年のMWCで発表されたXperia Z2 Tabletの後継機に当たる10.1インチディスプレイを搭載したタブレット。10.1インチの2K(2560×1600ドット)ディスプレイを搭載しながら、厚さ6.1mm、重さ389g(Wi-Fiモデル)、393gの薄型軽量化を果たした。8インチクラスのタブレットに近い重量感で、手にすると軽さが際立つ。IP65/68の防水・防塵性能を備えるほか、キャップレスのUSBコネクタを採用して防水性能と利便性を両立させた。

CPUには、クアルコム製のオクタコア 64 ビットプロセッサー「Snapdragon 810」を搭載。メインカメラは800万画素の積層型CMOSセンサーExmor RS for mobile、インカメラには500万画素のCMOSセンサーと広角レンズを採用し高画質な自分撮りが可能。ハイレゾ音源の再生、圧縮音源のハイレゾ相当へのアップスケール技術に対応する。

20150302_sony002.jpgオプションのBluetoothキーボード「BKB50」とセットで使うと、まるでパソコンのような形状と操作感になる。接続するとランチャーが自動的に起動してWindowsのスタートメニューのように利用できるほか、閉じた状態から130度まで自在に角度を設定できる。ソニーモバイルのブースでは、キーボードとセットにした状態の使い勝手を多くの来場者が確認していた。

Xperia Z4 Tabletは、6月以降に日本を含む世界各国での発売が予定されている。

スマートフォンのXperia M4 Aquaは、フラッグシップモデルよりも手軽な価格で購入できるミッドレンジのモデルながら、高機能を実現したもの。発表会に登壇したソニーモバイルの十時裕樹社長兼CEOはXperia M4 Aquaを「スーパーミッドレンジのスマートフォン」と称し、中級価格帯での高い価格帯性能比でスマートフォン事業の立て直しを図る。

20150302_sony003.jpgカメラはメインカメラが1300万画素のExmor RS for mobile、インカメラが500万画素のCMOSセンサー。CPUはオクタコアのSnapdragon 615で、ディスプレイは5インチ(1280×720ドット)。Aquaの名称が示すように、中級価格帯ながらIP65/68の防水・防塵性能を備えている。

発売は2015年春から。世界80カ国で約299ユーロの価格での販売を予定している。日本での販売については言及していない。

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。