WirelessWire News The Technology and Ecosystem of the IoT.

by Category

グーグルのMVNOサービス、ローミング無料化の可能性(Telegraph報道)

Step by step, slowly but surely

2015.04.06

Updated by WirelessWire News編集部 on April 6, 2015, 11:33 am UTC

グーグル(Google)が米国で大手携帯通信事業者の無線通信網を使用した独自のMVNO(仮想移動体通信事業)サービスの提供を予定しているとする話は既報のとおりだが、このサービスの国内・国外での同一使用料金を実現するため、同社が国外の複数の携帯通信事業者と交渉を行っているとする情報筋の話をTelegraphが報じている。

Telegraphによれば、グーグルは自社のMVNOサービスで、ユーザーが米国外でも特別なローミング通話を支払わずに、データ通信などを利用できるようにしたい考えで、このために現在、香港の携帯通信事業者ハッチソン・ワンポア(Hachison Whampoa:以下、ハッチソン)など複数の携帯通信事業者と協議を進めているという。

ハッチソンは傘下に英国市場4位の携帯通信事業者スリー(Three)を持つほか、今年3月末にはテレフォニカ(Telefonica)傘下の携帯通信事業者で英国2位のO2の買収することで合意していた。また、同社は香港、マカオ、インドネシア、ベトナム、スリランカ、イタリア、スウェーデン、デンマーク、オーストリア、アイルランドなどの国でも携帯通信事業をを運営している。

この話題を採り上げた9to5 Googleでは、ハッチソンが自社の加入者に対し、米国など一部の国でのローミング費用をすでに無料にしていることに触れ、グーグルとの提携が理にかなったものであると指摘している。

グーグルのMVNOサービスについては、同社幹部のサンダル・ピチャイ(Sundar Pichai)氏がMWC 2015での講演のなかで「小規模な実験的試みになる」などと発言しており、まずは対応端末をモトローラ(Motorola)製「Nexus 6」に限定してのスタートになる可能性があるとする報道が出ていた。また、米国で利用する回線の提供元については、T-モバイル(T-モバイル)およびスプリント(Sprint)の名前が挙げられていた。

なお、ローミング料金撤廃については、欧州議会がEU域内での実現を目指した動きを進めていたが、先月行われた欧州連合理事会(Council of the European Union)の会合のなかで、これは2018年まで延期されることが合意されていた。

【参照情報】
Google in talks with mobile operators for cheap overseas calls - Telegraph
Google's mobile network could offer free international 'roaming' - CNET
Google reportedly looking to offer free international roaming with its MVNO - 9to5 Google

WirelessWire Weekly

おすすめ記事と編集部のお知らせをお送りします。(毎週月曜日配信)

登録はこちら